この職員は「普通、子供たちのリュックサックの中身は教科書や本、文房具だけのはずで、リュックサックが丸く膨れ上がるはずはない」と思い、子供たちのリュックサックを調べたところ、大量のiPhoneが入っていたという。
その後、深セン側で密輸グループの一味は逮捕されている。税関では小学生たちに「知らない人から物を預かってはいけない。それは悪いことで、犯罪になることも多いんだよ」と言い聞かせているという。
ネット上では「子供たちを利用するなんて、悪魔の所業だ」などと犯行グループを批判する書き込みであふれている。一方、子供たちについては「香港の学校に通う中国本土の小学生が2万8000人もいるなんて、親たちは、よほど中国の教育を信用していないんだな。こっちの方が、もっと深刻な問題だ」との指摘も出ている。