◆どうやったら効果的?
古屋さんは、「もともと子供たちに笑ってほしくて、喜んでくれるものを作りたいという思いがあった」と話す。そもそも、「うんこ」は扱いが難しい素材。企画から出版までに2年もかかり、古屋さんは、時には沖縄のリゾートホテルで「うんこ」を使った例文をひたすら考えていたという。
「イマジネーションを広げて、時間をかけて集中しないとなかなか作れないんです。ちょうどオフシーズンで旅費が安かったから、沖縄へひとりで行って、オーシャンビューを堪能しながら作りましたね。今回も、あの時と同じ気持ちで、主婦のかたが笑って楽しめるような、大人向けのドリルを作りました」
前出の管原さんは、「斜に構えずに素直な気持ちで取り組むといい」とアドバイス。
「大人って、いろんなことに慣れてしまって、『うんこ』といわれても“またそんなふざけたことを…”と思ってしまう。でも、そういう気持ちでは効果がありません。子供たちはいろんなことに興味があるからこそ、物覚えがいいんです。大人も素直に楽しんでやってみると、脳が反応します。たとえうそでも笑いながらやると、脳が騙されて覚えやすくなりますよ」
うんときばって鉛筆を握り、脳に汗をドバドバかこう!
※女性セブン2017年6月29日・7月6日号