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2017.06.18 07:00  週刊ポスト

漫画『謝男』作者・板垣恵介氏「究極の手土産は土下座だ」

 大の男が、その地位と誇りを捨てて、足元にひれ伏す──実際にやられると、かなり“暴力性”がある! と感じました。相手にダメージを与える力がある「危険な手土産」なんです。だから実際に使うなら、一世一代の本当に追い詰められたときだけにすべき。

 いわゆる手土産の話でいえば、あげる方が好きかもしれない。自衛官時代、何日も野山に籠もる厳しい演習の最中に誕生日を迎える同期がいて。そいつが好きなウイスキーをサプライズでプレゼントしたんですよ。深い山の中でそんなものを貰えると思ってなかったようで、かなり喜んでもらえた思い出があります。

 結局、土下座も手土産も、相手に思いを馳せる「気持ち」が大事。それがなければ、どちらも空虚で悪質なものにしかなりかねないでしょう。

【プロフィール】いたがき・けいすけ/1957年北海道出身。陸上自衛隊習志野第一空挺団に5年所属。この間にアマチュアボクシングで国体出場。30歳で漫画原作者の小池一夫氏が主宰する劇画村塾に入り漫画家デビュー。代表作は「刃牙」シリーズ、『餓狼伝』(原作・夢枕獏)ほか。

撮影■タナカヨシトモ

※週刊ポスト2017年6月23日号

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