「三田さんはご贔屓筋の名前や顔を全部覚えて、裏方の仕事を一手に引き受けていました。わからないことはその場で『教えていただけますか』と低姿勢に尋ねていましたね。その一方で梨園の妻としてのスペックを高めるため、結婚後に歌舞伎演目の知識を身につけることはもちろん、和洋中の料理教室に通って料理をマスターし、茶道、華道、書道、絵画の習い事も習得しました」(別の歌舞伎関係者)

 三田の十八番は、アイドル時代から続く「人なつっこさ」。

「結婚直後から、先輩役者の奥さんをロビーで見かけたら“お姉さまぁ!”とすぐ駆け寄って挨拶する。その動きの早さは梨園イチでしょうね。だから、存在感のある有力梨園妻からもかわいがられる。特に、芸能人梨園妻の元祖である尾上菊五郎の妻・富司純子さんや、“梨園妻で最も怖い”とされる故・中村勘三郎さんの妻・波野好江さんから信頼されていることは大きい。この2人がバックにいれば鬼に金棒です」(前出・別の歌舞伎関係者)

 一家の財布を預かる者として、そつない一面も併せ持つ。

「見た目はほんわかしていますが、夫と息子たちのスケジュールはすべて三田さんが管理しています。芝翫襲名が決まってからテレビへの露出が増えたのも、舞台のチケットを売るための宣伝という面が大きいし、実際に三田さんのおかげで切符は売れました」(前出・歌舞伎関係者)

 三田のママ友はこんなふうに三田を評する。

「テレビで見る三田さんっておっとりした話し方ですけど、実際はもっと早口です(笑い)。子供を怒ってるときは超怖い。穏やかな雰囲気で周囲を和ませるのは、彼女ならではの“戦略”だと思いますよ」

※女性セブン2017年6月29日・7月6日号

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