腸もれを抑制し、腸の免疫機能を正常に機能させるのは、腸内細菌だ。人の腸内には乳酸菌をはじめ、さまざまな腸内細菌がいるが、もともと腸内に定着している「常在菌」と、一時的に入ってきて腸を通過する菌がいる。この常在菌の種類は、おおよそ3才までに決まる。

「乳酸菌は乳製品だけでなく、窓や机などいろいろな場所に付着しています。赤ちゃんはいろいろな所をなめることで、多種多様な菌を腸内に入れているのです。そしてこれが、一生変わらない常在菌のもとになります」

 腸内の常在菌は一般に100種以上とされ、多いほどよい。しかし最近は除菌や抗菌グッズが流行し、赤ちゃんを汚い場所から遠ざける傾向があるため、多種多様な菌が摂り入れられない。そのため、アレルギーの子供が増えたのだという。

 腸内の常在菌は、指紋と同じで、その組み合わせは人それぞれ。便を調べれば、その持ち主が特定できるほど、オリジナリティーが高く、どういう環境で育ってきたかまでわかってしまう。

※女性セブン2017年7月13日号

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