【九州警戒ゾーン】
熊本地震以降、警戒ゾーンから外れていたが、今回新たに警戒ゾーンに加えられた。
「熊本周辺の長崎県、佐賀県、福岡県、大分県、宮崎県で、『隆起・沈降』でも、『水平方向の動き』でも異なる動きが見られており、新たな歪みが複数か所で生じていると考えられる。鹿児島県も『桜島』が隆起しており、水平方向の変動も活発化している。そのため、熊本地震の余震だけでなく、新たな地震に警戒が必要です」(村井氏)
【南西諸島警戒ゾーン】
「南西諸島は隆起と沈降を繰り返しているうえ、沖縄本島と奄美大島で異なる動きをすることが多い。地盤の固い地域とはいえ、境目に歪みが生じている可能性があるため注意したい」(村井氏)
●JESEAでは毎週水曜日にスマホ・PC用ウェブサービス「MEGA地震予測」(月額378円)で情報提供している。詳しくはhttp://www.jesea.co.jp
(※編注追記:この記事の取材は6月27日に行なわれたものです)
※週刊ポスト2017年7月14日号