なお、セカンド医師は「指名」できるのか、ということについて藤野氏はこう語る。
「できます。事前にせっかく良い医師を調べても、SO担当の医師は当番制であるケースが多いため、普通に行くとどの医師に当たるかわからない。私の経験上、患者や家族が強く望めば特定の先生宛の紹介状を主治医に書いてもらうことができます」
気になるSOを受ける際の費用だが、SOは主治医に伏せて「初診」として受ける場合を除いて、すべて保険適用外の自由診療となる。
「公立病院は30分2万円前後が相場だが、私立だと値段に幅がある。医師の忙しさや肩書きなどで価格に差が出るが、高額だからといって必ずしも患者に有益な診断をするとは限らない」(油井氏)
※週刊ポスト2017年7月21・28日号