高須:そうだねえ。気になるところだけど、うーん…。ひとまず僕は、自分の裁判を頑張ることだな。
ただねえ、マスコミはもうちょっとしっかり踏み込んで報じたほうがいいのではないかなとも思う。政権批判的な報道が多くて、正しいことが伝えられていないんだよなあ。加計学園問題にしたってそう。前川前事務次官の話ばっかりニュースで流して、加戸守行前愛媛県知事の話はスルーだからね。もはや、マスコミも安倍政権を叩きたいだけという感じで、物事の真相についてはどうでもいいのか、と思えてくる。“風が吹いている”のかどうか知らないけど、ヘンな空気に流されないで、正しいことを公平にしっかり伝えるべき。これじゃあ偏向報道だよ。
いまはSNSがあるんだから、民衆はしっかり自分たちの意見を発信して、本人たちが正しいと思うほうに流れていくんだよ。マスコミは、それをまったくわからずに、いつまでも自分たちが正義だと信じ込んで、恣意的な報道を続けているわけだ。逆に言えば、いま正しいことを公平に報じることができるメディアがあれば、民衆からの支持も得られるというもの。そういう空気こそを読むべきだと思う。
加計学園問題でいえば、もはや新しい情報は全然出てこないのに、なぜか安倍政権批判を続けている。これ以上続けると、本当にメディアの信用問題に発展するはず。市民もどのメディアが信用できるか、しっかり見極めないといけないね。
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一部の偏向報道を痛烈に批判する高須院長。SNSを駆使する高須院長ならではの意見に、大手マスコミは耳を傾けるべきでしょう。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。