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アキラ100%のネタ披露に桂文枝が苦い顔をしていた理由

2017.08.16 07:00

 今年74歳になった桂文枝は上方落語会の重鎮だが、古典落語ではなく新作、創作落語のみで勝負してきたこ

 今年74歳になった桂文枝は上方落語会の重鎮だが、古典落語ではなく新作、創作落語のみで勝負してきたことでも知られている。また、ピン芸人No.1を決める「R-1ぐらんぷり」審査員をつとめるなど、「笑い」への探究心が尽きない。古典ではなく新作落語にこだわる理由、R-1ぐらんぷり2017覇者、お盆で股間を隠す芸で知られるアキラ100%のネタを芸としてどう評価しているのか、ノンフィクションライター・中村計氏が聞いた。

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 創作落語の道に踏み出したきっかけは、早くからテレビやラジオの司会者として活躍し、不特定多数の視聴者の厳しい目線にさらされてきたからだ。

「司会者としてのしゃべり方と、古典落語のしゃべり方に、ずれが出てきたというかね。途中から、古典落語では表現できないものがあるなっていう感じがしてきたんですよね。世間はもっと、いろんなところで笑いに満ちている。それを放っておく手はないと思ったんです」

 1983年に文化庁芸術祭大賞を受賞した代表作『ゴルフ夜明け前』では、坂本龍馬と近藤勇が一緒にゴルフをするという奇想天外な発想で落語界に衝撃を与えた。また、父が子の宿題を手伝う『宿題』、老夫婦の遠慮ないやりとりを演じる『妻の旅行』などでは、日常の中にある何気ないワンシーンを切り取り、誰もが共感できる笑いを生んだ。いずれも他の噺家たちも演じていて、将来、「古典」になるに違いない。

 落語の演目には、じっくり聴かせる「人情話」と、爆笑を誘う「滑稽話」があるが、上方では断然、後者の方が好まれる。

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