宮崎氏の昨年の謝罪会見(写真:時事通信フォト)


──なぜ政治に関するセミナーで講師を?

「あぁ、あの、私が主催したわけではなくて、ゲスト講師として呼ばれているだけなので……そういったことは主催者にお問い合わせいただけますでしょうか」

──セミナーでどんなことを話すのか?

「あの、いやいや、内容に関しては私がとやかく言う立場ではございません。趣旨と違うことを言ってしまってもいけませんので……。今、取り込んでいまして、失礼させていただきます!」

 慇懃な口調だが終始早口で肝心な部分については語らなかった。主催者代表に話を聞いた。

「このセミナーは議員さん向けなので、各地の地方議会事務局に案内を送っています。“しくじり先生”として宮崎さんに語っていただければ、受講者の方々の参考になると思いオファーしたら、意外にもご快諾いただきました。合計10時間も喋ることがあるのか? それは今から詰めていきます」

 不倫で辞職した宮崎氏に「俺のようになるな!」と言われて感銘を受ける議員がいたら、それこそ問題だ。

 ちなみに、セミナーの会場は100人以上入るが、現状は「ガラガラです」(主催者代表)とのこと。再びしくじるか──。

※週刊ポスト2017年9月1日号

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