「名実共に世界のトップ選手である松山は、もう技術やメンタルを指摘するレベルにない。米国で孤独な戦いを強いられている彼に一番必要なのは、心穏やかにしてくれる家族の存在でしょう。もし来季以降、家族で一緒に生活できればメジャー制覇に向け最高のプラス要因になる」(ゴルフ担当記者)
今季の松山にはまだ“ビッグタイトル”の可能性が残されている。米ツアー(PGA)の「賞金王」だ。
目下、賞金ランク、フェデックスポイントランキングともに首位を走る松山は、一昨年のJ・スピース以来の「2冠」も視野に入る。
今月末からはプレーオフシリーズと呼ばれるツアー最終4試合が始まる。いずれも優勝賞金は150万ドル台と高額で、逆転される可能性があるため正念場だ。晴れて賞金王となり、愛娘を抱き上げる松山の姿が見たいものだ。
※週刊ポスト2017年9月1日号