国際情報

頭蓋骨潰れる…4歳女児がローラーに轢かれ埋められる

残酷な事件に中国人も怒り心頭

 中国の内陸部、安徽省蚌埠(ほうふ)市郊外の農村部で、4歳の女児が工事現場に埋められて死んでいるのが発見され、警察は殺人事件として犯人を追っている。女児は頭蓋骨がつぶされたような状態で見つかっており、工事現場にあるロードローラーに轢かれたあと、何者かが現場に穴を掘って遺体を埋めたとみられている。

 ネット上では、「轢かれてすぐに病院に運んでいれば助かったかもしれない」や「たったの4歳で命を絶たれるとは…。穴を掘って女の子を埋めた犯人は血も涙もない人でなしだ」などと女児を悼むコメントが多数寄せられている。同省の地元夕刊紙「安徽晩報」が報じた。

 事件が起こったのは7月中旬で、女児の父母ら家族は日が暮れても女児が帰ってこないことから自宅の周辺を探したが、見つからなかったことから、中国版ツィッター「微博(ウェイボ)」などのSNSで「4歳の娘が帰ってこない。どなたか、娘を見かけたら知らせてください」などと顔写真をつけて、情報の提供を呼びかけた。

 女児のことを知っている多くの地域住民が捜索に参加したものの、手掛かりが見つからなかったところ、捜索開始2日後、付近住民が疲れて工事現場近くの道端に腰を下ろしたところ、土が柔らかく、ふわふわしていたため、「もしや」と思って、土を掘り返してみたら、大きなコンクリートの塊があり、その下に押し潰されるようにして、埋められていた女児の遺体を発見。すぐに警察に届けたという。

 警察の捜査によると、女児の頭蓋骨やあばら骨などが複雑骨折していたことから、女児は近くの工事現場で、土を平らに均(なら)すロードローラーで引かれたのではないかとみている。だが、遺体の発見現場には大量の血痕のあとがないため、殺された場所は別にあり、そこから発見現場に運ばれたとみられる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン