「清子さんが大学に通われていたころ、普段お召しになられる服のデザインを担当しておりました。シンプルで、肩からウエストラインもすっきり。色も白や紺色、薄いベージュなど派手なものは避けるといった制約がありました。皇族方というのは、必要以上に華美なものは避けられるのが通例です。ですので、眞子さまはシンプルだけど、気品があるといったドレスをお召しになられるのではないでしょうか」
◆果たしてエステはどうなるか
式の当日は、人生でいちばんきれいな自分で迎えたい――それは花嫁たちの共通した願いだろう。
「今も昔も『美しくドレスを着こなしたい』とブライダルエステを受けて当日を迎える花嫁が多い。さらに最近ではネイルアートやまつげエクステなど、細部にこだわる新婦が多い印象です」(『ゼクシィ』平山彩子編集長)
しかし、前出の宮内庁関係者は「女性皇族にエステは必要ない」と言う。
「女性皇族は儀式や晩餐会でローブデコルテなど肌が露出する服を着る機会が多く、日頃から食生活や肌の調子に気を配られています。ウエディングドレスはそれらより露出が少なく、わざわざブライダルエステを受けなくても大丈夫。実際、典子さんもエステは受けられなかったはずです」
孫の花嫁姿を間近でご覧になりたいと願われているのが両陛下だろう。
しかし、皇室ジャーナリストの山下晋司氏は「実は天皇皇后両陛下の出席は確定していない」と言う。
「明治以降の近代皇室において、在位中の天皇の孫である内親王が結婚するのは初めてのこと。前例もなく、両陛下が出席するという決まりもない。とはいえ、初孫である眞子内親王殿下の晴れの日。両陛下ともに出席したいと思われているでしょう」
では、両陛下が出席された場合、どこにお座りになるのだろうか。一般の披露宴では、新郎・新婦の親族は式場の末席に着くのが通例である。
「清子さんの披露宴では、両陛下が末席というわけにいかず、新郎・新婦の席の正面にあるメーンテーブルに皇族方のお席が用意されました。だから、眞子さまの披露宴に両陛下が出席される場合も、同じようにメーンテーブルに準備されるでしょう」(前出・宮内庁関係者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年9月14日号