千秋楽の結びの一番が横綱・大関戦になるかさえわからない。
本場所中の取組は横綱の一番から大関、関脇と順に決めていくが、場所が進むにつれて、星勘定の近い力士がつぶし合うように対戦させていくのが慣例だ。
千秋楽の終わり3番は「役相撲」(これより三役)と呼ばれ、取組前には東西三役の揃い踏みが披露される。ただ、序盤戦で早くも三役以上の全員に土がついた。星取の進行次第では、これより三役に平幕力士が登場する珍事も起きかねない。
「ここまで休場が多くなると、日馬富士、豪栄道もいなくなって、千秋楽の結びの一番が関脇の嘉風―御嶽海戦、なんてこともありそうに思えてくる。まぁ、2人ともガチンコだから、面白い一番になるとは思いますが……」(同前)
※週刊ポスト2017年9月29日号