スポーツ

巨人・澤村の鍼トラブル 被害者なのに同情されない理由

同情の声は少ない(写真:時事通信フォト)

 CS進出からの“大逆転日本一”を目指す巨人で、チーム内の迷走ぶりを象徴するニュースが報じられた。

 今季、右肩の不調で一軍登板ゼロの“元守護神”澤村拓一。球団トレーナーによる鍼治療のミスで、神経に麻痺が生じたことが原因のひとつだったとして、石井一夫・球団社長と鹿取義隆・GMが澤村に謝罪したのだ。球団関係者がいう。

「鍼施術があったのは2月27日のこと。以降、澤村は球団に不満を訴えていたようです。今回の謝罪は複数の医師の診断を検討した結果であり、球団としても苦渋の選択だった」

 だが、球団内では“被害者”であるはずの澤村に同情の声は少ないという。

「鍼治療は確かに不調の一因かもしれない。しかし、そもそも澤村は昨年のシーズン終盤から何度も救援に失敗し、精神的にギリギリになっていた。長年の勤続疲労で肩の状態も万全ではなく、トレーナーたちは“なんとかしてやりたい”と必死にサポートしていたんです。鍼治療もその一環だった。それなのに澤村は“すべて鍼治療が悪い。トレーナーが悪い”という態度を取ってしまった。だからチーム内で澤村を庇う声は少ないのです。

 過去にはCS敗退当日に六本木で合コンしていたと報じられるなどプロ意識に疑問をもつ声も少なくない。最近も、本人納得のうえで一軍復帰したのに、ブルペンで一度も投げずに不調を訴え、二軍に戻った。みんな本音では“自己管理もままならないのに、スタッフのせいにしている場合じゃない”と思っているのです」(同前)

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン