芸能

石原真理子が伝説写真集を振り返り「日本語」への疑念語る

魔女のような衣装に身を包んだ石原真理子(撮影:小澤忠恭)

 かつて清純派女優として人気を博し、一世を風靡した石原真理子。1993年に発売された写真集『Marie!』(竹書房刊)は伝説となっているが、あれから24年の時を経て、彼女が撮影時の思い出と現在の心境を語る。

 * * *
 この写真集が発売されたのは1993年10月31日、ハロウィーンの頃でした。魔女のような衣装を選んで撮影に臨みましたが、当時の日本ではハロウィーンはまだ知られていなかったので、私が先駆けですね。とはいえ、別に悪魔のお祝いはしませんけど(笑い)。

 フランスで行なわれた撮影は1週間程度で終わりましたが、現地の雰囲気が気に入ったので、その後もパリに住み続けました。この写真集が出た後は日本を脱出しましたし、名前も変えましたよ。日本社会の“ない事ない事”語られる空間から抜け出したわけです。

 フランスの自由な空気や絵画のような世界を見て、気持ちに変化が生まれたのかも。映画や動画、カラー写真などだったら、作品の意味が変わるのでOKしていませんでした。なので、これは唯一のモノクロームな美しい水彩画のような世界になりました。

 モノクロなので、実はすべてが幻だったのかも(笑い)。あの頃色々な人が出していなければ、この無機質な絵画アートも存在しなかったでしょうね。

 写真集の発売前後も編集者への連絡は、パリ駅の公衆電話からしました。予約が2万部だとか聞いたのは覚えてますけど(笑い)。50万部近い印税を書類に書き込んだとき、「金額にゼロが1つ足りないですよ」と言われて笑い合いましたね。

関連記事

トピックス

川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
驚異の粘り腰を見せている石破茂・首相(時事通信フォト)
石破茂・首相、支持率回復を奇貨に土壇場で驚異の粘り腰 「森山裕幹事長を代理に降格、後任に小泉進次郎氏抜擢」の秘策で反石破派を押さえ込みに
週刊ポスト
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
2020年、阪神の新人入団発表会
阪神の快進撃支える「2020年の神ドラフト」のメンバーたち コロナ禍で情報が少ないなかでの指名戦略が奏功 矢野燿大監督のもとで獲得した選手が主力に固まる
NEWSポストセブン
ブログ上の内容がたびたび炎上する黒沢が真意を語った
「月に50万円は簡単」発言で大炎上の黒沢年雄(81)、批判意見に大反論「時代のせいにしてる人は、何をやってもダメ!」「若いうちはパワーがあるんだから」当時の「ヤバすぎる働き方」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
“トリプルボギー不倫”が報じられた栗永遼キャディーの妻・浅井咲希(時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫》女子プロ2人が被害妻から“敵前逃亡”、唯一出場した川崎春花が「逃げられなかったワケ」
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“1000人以上の男性と寝た”金髪美女インフルエンサー(26)が若い女性たちの憧れの的に…「私も同じことがしたい」チャレンジ企画の模倣に女性起業家が警鐘
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン