国内

路チュー議員・門博文氏 選挙戦中に後援会幹部逮捕の騒動

月1回発行されている「まち門新聞」

 同じ自民党代議士だった中川郁子氏との“路上チュー”で、“魔の2回生”の1人に数えられた門博文氏。所属派閥のボス、二階俊博・幹事長のお膝元で自民王国の和歌山(1区)が選挙区にもかかわらず、スキャンダルが影響してか、厳しい選挙戦を強いられた。

 9月28日、衆議院が解散した直後から、地元和歌山の県議会議員や県議OBらの元に、差出人の名前がない封筒で“意味深”な文書が届き始めた。B4サイズの用紙の表には2015年2月に発覚した門氏の“路チュー”スキャンダルの記事が印刷されている。

 裏には、カラー写真が2点印刷されており、「週刊誌が狙っている!」という見出しがついている。写真のうちの1枚は、自民党幹事長室で二階幹事長と門氏が座って並び、その間に初老の男性が立っているもの。もう1枚はカジノ招致のために門氏がマカオを視察した際のものだ。ここにも門氏と一緒に前出の初老の男性が写っている。これだけでは何を意味する文書なのか不明だが、ある和歌山県議がこう明かす。

「初老の男性は門氏の後援会幹部のA氏。9月22日に和歌山県警に逮捕され、10日間ほどで釈放されましたが、10月17日に再逮捕された。警察は発表しませんが、短期間に2度逮捕されたことから重い容疑ではないかと取り沙汰されています」

 A氏は地元企業の代表だったが、逮捕当日の22日に辞任している。門氏が支部長を務める自民党和歌山県第一選挙区支部へ2012年に10万円、2014年に100万円を寄附している。

「怪文書の写真の1枚は、昨年9月、門氏がマカオを訪れた際にA氏と一緒に撮ったもの。この写真は自民党和歌山県第一選挙区支部が月1回発行している『まち門(かど)新聞』(2016年11月号)にも大きく掲載されており、2人の関係の近さがわかります」(前出の県議)

関連記事

トピックス

国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
普通のおじさんがSNSでなりすまされた(写真提供/イメージマート)
《50代男性が告白「まさか自分が…」》なりすまし被害が一般人にも拡大 生成AIを活用した偽アカウントから投資や儲け話の勧誘…被害に遭わないためには?
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン