この件についてJR東日本の広報は、「購入可能な範囲での指定席券発行は事実だが、これ以上のコメントは控えたい」とのこと。
このパスは繁忙期も使用可能なため、2020年の東京五輪に向けてますます外国人観光客が増えれば、盆暮れの帰省チケットまで取りにくくなる可能性もある。『旬刊旅行新聞』編集長の増田剛氏が指摘する。
「外国の方が来てくれるのは歓迎ですが、日本人の“おもてなし”は過剰になりがち。日本のサービスは値段よりもむしろ、質の高さに価値があるはずです。無理に安くするのではなく、値段ではないところの魅力発信に力を注ぐべきです」
それが真の観光立国への道ではないか。
※週刊ポスト2017年11月3日号