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三遊亭粋歌 女性を「ハンデ」ではなく武器にした新作落語

2017.10.27 16:00

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。広瀬氏の週刊ポスト連載「落語の目利き」より、女性落語家であることを武器にした新作落語を演じる三遊亭粋歌の面白さについてお届けする。

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 近年、女性の落語家が増えている。中で僕が注目している一人が三遊亭粋歌。まだ二ツ目だが、彼女が作る「女性目線の新作落語」の面白さは圧倒的だ。

 粋歌の鉄板ネタは、妙齢のOLを主人公とするOL落語。パリに留学すると言って高級ジュエリーショップを辞めたOLが留学費用を男に騙し取られて銀座の秋田ふるさと館に転職する『銀座なまはげ娘』、ダメンズに振り回されるアラフォーOLがお爺さんフェチの後輩の合コンに参加する『おじいせん』等、彼女のOL落語の面白さに僕は早くから注目していたが、「これは凄い!」と興奮したのは2013年6月、春風亭一之輔の独演会に粋歌がゲスト出演したときだった。

 この日、粋歌が演じたのは『影の人事課』。ゆとり世代の使えない部下とパワハラ上司に挟まれてサービス残業に追われる総務部人事課のOLの悲哀を描いた作品で、これがもう圧倒的な面白さ! そのウケかたは尋常ではなく、主役の一之輔を食ってしまう勢いだった。

 あまりに面白かったので、僕はその会の主催者に直訴して、その年の暮れから半年に一度、東京・内幸町ホールで粋歌の新作落語の会をプロデュースすることになった。題して「粋歌の新作コレクション」。

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