国際情報

カタール警察がなぜか中国語で号令かける行進風景が話題に

中国から学びたければ中国語で?

 とある奇妙な風景が、中国のSNSを賑わわせた。現地の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏が指摘する。

 * * *
 大きなイベントともなれば何かと閲兵式をしたがる習近平の中国で、もう軍人が行進する姿は見慣れてしまった。しかし、大音量で流れる『解放軍進行曲(行進曲)』の下で仰々しく行進する人々が、どう見ても中東・アラブの人々であるとしたら、それはちょっとしたニュースである。

 10月上旬、中国のメディアが五月雨式に取り上げたのは、ウェイボー(中国版ツイッター)で話題となっていた「カタールの閲兵」の様子を映した動画であった。

 動画のなかで行進曲に合わせて手と足を大きく振り上げて行進しているのは、当然のことみなカタールの警察の制服を着たカタール人である。それだけでも違和感を覚えるのだが、彼らが使っている掛け声にさらに驚かされる。

「向右看」
「一、二(イー、アール)、一、二」

 中国語で号令をかけているのだ。いったいこれはどういうことなのか。

 実は、カタールの警察学院のモハンマド院長がテレビで中国人民解放軍の閲兵式を観て感動し、これを「我が校でも是非」となったというのだ。

 2017年3月、中国から招へいされた教官が現地で14名を育成することに。それにしても何で中国語で号令をかける必要があるのか。

 中国メディアで紹介された中国人教官のコメントによれば、「中国から学びたければ中国語で」という方針だったようだ。ただ、逆に現地の言葉で訓練してくれといわれても、そんな人材もいなかったはずである。

関連キーワード

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン