スポーツ

マツダスタジアム CSでも深刻なマナー問題が発生していた

強いカープだがマナー問題が深刻に

 広島カープのペナント独走の一方で取り沙汰されるようになった広島ファンのマナー問題。クライマックスシリーズ(CS)の舞台となったホームのマツダスタジアムでもそれは起きていた。

 広島が優勝してCS本拠地開催を決めてから数日後、あるチケット転売サイトにCSの内野自由席券が出品された。そこにはこのような説明があった。

〈「早めに並んで席を確保して欲しい」という代行依頼に応えるサービスです。当日は球場入り口にて面談後、「予約席=準指定席」まで、ご案内させていただく予定です〉

 売値はナイター(金曜)7800円、デーゲーム(土曜)9800円で、通常価格(1700円)の5倍前後。その差額が出品者の“儲け”のようだが、自由席券なのに〈準指定席〉とはどういうことか。広島ファンが明かす。

「内野自由席は早い者勝ちで座席を確保していくのですが、前日や前々日からの泊まり込み組の中に、球場入りするや前方の席に荷物を置いて数席を占拠する人たちがいる。レギュラーシーズン中にもしばしば見られた光景です。そんな“転売ヤー”がいるから、広島ファンはマナーが悪いとか言われてしまう」

 広島カープの入場券部も困った様子でこう答えた。

「我々としても頭を悩ませているのですが、家族連れのお父さんが家族分の席を確保するというケースもあるので、転売・席取り代行の人との見分けが難しい」

“転売ヤー”は日本シリーズでも同様の商売を目論んでいたようだが、結局広島の日本シリーズ進出はならず、「取らぬ鷹の皮算用」になった。

※週刊ポスト2017年11月10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
NEWSポストセブン