「ソラニンを読み返すことによって、読者の人たちもこの10年間の自分の成長を相当感じると思うんです。価値観の変化であるとか、世相の変化であるとか。多分、みんな青臭いことも言わなくなってると思うんです。
あと連載当時はネットを使うシーンなんてなかったけど、今回はスマホを使っているシーンを描きました。ちゃんと時代の移り変わりを感じられるのが、面白いと思いましたね。リアルタイムで読んでくれていた読者の人たちには、当時のイレギュラーな面白さとキャラクターの現在地の違いを感じて欲しいと思います」
あれから11年、大人になった読者も浅野氏同様、若かりし頃を思い出すことになるかもしれない。