ここ最近、大人が夢中になる絵本が売れている。なぜ、子供ではなく、大人まで魅了してしまうのか…。『りんごかもしれない』や『りゆうがあります』『こねてのばして』などの著作があり、絵本界で注目される人気絵本作家のひとり、ヨシタケシンスケさんに、ベスト3の絵本を教えてもらった。
◆『やっぱりおおかみ』ささきまき/作・絵(福音館書店)
「ひとりぼっちのおおかみが“け”と言いながら旅する話。内容よりも絵が好きで子供の頃読んでいましたが、大人になって読むと新たな発見が」(ヨシタケさん、以下「」内同)
◆『はなのあなのはなし』やぎゅうげんいちろう/作(福音館書店)
“鼻の穴”についてさまざまな角度から楽しく考察する絵本。「子供の目線に立ってくれる語り口が信用できました。そんなふうな大人でありたい」。
◆『からすのパンやさん』
「子供の頃、パンがたくさん並んだページが大好きでした。自分の絵本に、物や人を細かくたくさん並べるページが必ずあるのはこの本の影響です」
※女性セブン2017年11月16日号