「基準範囲が医療関係者の論争となる項目ですが、LDLコレステロールは70~139mg/dlに収まっていれば問題ないと考えられます。一方のHDLコレステロールは40~100mg/dlが大まかな正常範囲ですが、気をつけるべきは低い数値のほう。60mg/dl以下で危機感を持つべき。数値が低いほど動脈硬化のリスクが増します」(栗原医師)
また、肝機能の低下や腎臓疾患などからHDLコレステロールの数値が低下することもある。
血液検査の結果には、様々な疾病の“サイン”が含まれている。気になる点は、躊躇せず医師に確認すべきだ。
※週刊ポスト2017年11月17日号