グラビア

女子アナ出身・塩地美澄も挑戦 「手ブラ」の意味合いの変化

塩地美澄のGカップ手ブラ(『みすみ』(ワニブックス刊)より)

 今では珍しくなくなったグラビアの「手ブラ」。1980年代に定番化し、1997年頃から写真週刊誌などで「手ブラ」という単語が使われるようになったが、今世紀に入ると一気に“進化”する。2000年代の半ばになると、セクシーな衣装で歌う倖田來未が同性からも支持を集め、『エロかっこいい』という言葉が流行語となる。

「以前は別物だった、エロさとかわいさが結びつく時代になった。セクシーさが女性からの人気を集める武器になり、手ブラをする芸能人の範囲が広がったのではないでしょうか」(社会学者の太田省一氏)

 2010年代になると、女性誌の表紙までにも手ブラが進出するようになる。『an・an』では2012年に山田優、2016年にマギーなど同性人気の高いモデルが、2013年には『FRaU』で加藤あい、『VOCE』で道端ジェシカが美しいラインを魅せてくれた。

 最近では、清楚なイメージの強い女子アナ出身の脊山麻理子や塩地美澄なども積極果敢にチャレンジ。人気絶頂ながら手ブラを披露した乃木坂46の白石麻衣の写真集『パスポート』の売り上げは女性ソロタレントで今世紀最多の24万部を記録している。戦後の日本社会の変化とともに、「手ブラ」もその意味合いを変化させてきたのだ。

取材・文■岡野誠

※週刊ポスト2017年11月24日号

関連記事

トピックス

“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン