ライフ

築地本願寺が終活遺言作成等を支援 各地の寺が戦々恐々

「開かれたお寺」となるか(築地本願寺)

《ひらけ!! 築地本願寺。》──朝日新聞朝刊(11月9日付)にこんな全面広告が掲載された。創建400年を迎える築地本願寺(東京都中央区)が“新規ビジネス”を始めるのだという。

 その事業内容の柱が、「人生サポート」というサービスだ。〈葬儀や仏事、お墓に関する相談〉に始まり、〈生前整理・遺品整理の相談〉〈遺言作成・相続の相談〉などを幅広く受け付けるのだという。築地本願寺宗務長の安永雄玄氏がいう。

「お墓や葬儀についてだけでなく、ご臨終にかかわる様々な悩みを相談いただけます。コールセンターで申し込みを受け付け、専門的な内容は提携した弁護士や司法書士、税理士が築地本願寺で相談を受けます。入会金・会費は無料です。例えば税理士に相続税の概算見積もりを出してもらうという話になれば、個別に各専門家と契約してもらう形になります。12月からサービス開始予定で、営利目的ではないので、基本的に1回目の相談料も無料の予定です」

 では、なぜ有名寺院がそんな“サイドビジネス”を?

「背景には、着実に進む『お寺離れ』があります。浄土真宗本願寺派のお寺は全国に約1万ほどありますが、信徒さんが減少して維持できないお寺も少なくない。築地本願寺の名前自体は有名ですが、実際にお参りに来る人は決して多くない。少しでも身近に感じていただきたいという取り組みです」(安永氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
驚異の粘り腰を見せている石破茂・首相(時事通信フォト)
石破茂・首相、支持率回復を奇貨に土壇場で驚異の粘り腰 「森山裕幹事長を代理に降格、後任に小泉進次郎氏抜擢」の秘策で反石破派を押さえ込みに
週刊ポスト
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
2020年、阪神の新人入団発表会
阪神の快進撃支える「2020年の神ドラフト」のメンバーたち コロナ禍で情報が少ないなかでの指名戦略が奏功 矢野燿大監督のもとで獲得した選手が主力に固まる
NEWSポストセブン
ブログ上の内容がたびたび炎上する黒沢が真意を語った
「月に50万円は簡単」発言で大炎上の黒沢年雄(81)、批判意見に大反論「時代のせいにしてる人は、何をやってもダメ!」「若いうちはパワーがあるんだから」当時の「ヤバすぎる働き方」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
“トリプルボギー不倫”が報じられた栗永遼キャディーの妻・浅井咲希(時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫》女子プロ2人が被害妻から“敵前逃亡”、唯一出場した川崎春花が「逃げられなかったワケ」
週刊ポスト
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン