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患者を子供扱いする看護師へのドン小西氏、生島ヒロシ氏見解

ドン小西が入院体験を語る(撮影・土屋ヒトシ)

 入院患者の検温や血圧測定、採血から、食事の配膳、医師の回診への同行、ナースコール対応まで、病棟のフロアを常に慌ただしく動き回る看護師たち。

 入院患者にとっては頼りになる存在だが、歳を重ねると、「お薬飲もっか?」「一人でトイレに行けたの。エライねぇ~」など、まるで患者を子供扱いする言葉に違和感を覚える患者やその家族は少なくない。

 もちろん患者の受け止め方が、様々であるのは確かだ。2012年に心臓の手術を受けて入院したファッションデザイナー・ドン小西氏(67)はこういう。

「術後もずっとICUに入っていたりして不安でしょうがなかったから、看護師さんに子供をあやすように『また(病室に)来るね』とか言われると、結構嬉しいもんでね(笑い)」

 ただ、当人がそうした言葉遣いを容認していたとしても、「家族」がそこに絡んでくると状況は少し変わってくる。小西氏はこんな言い方をする。

「家族が見舞いに来たりした時は別ですね。家族からすれば普段は接点もない看護師が、『奥さんが来てくれたよ~』とか言い出したら、そりゃ『なんなの、この人?』と思って当然だよ。そこの使い分けは、最低限できてもらわないと困る」

 小西氏の言うように、患者の「家族」のほうが看護師たちの言葉遣いにより強い違和感を抱くケースは少なくない。関西地方に住む68歳の元会社役員は、88歳の父親が骨折で入院中だ。

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