●「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」の薬との飲み合わせ
胃腸鎮痛鎮痙薬のブスコパンなどと風邪薬などに含まれる抗ヒスタミン薬との併用は、ブスコパンの副作用である「口の乾き」「動悸」などをさらに強める可能性がある。
●「糖尿病」の薬との飲み合わせ
総合感冒薬にはアスピリンなどサリチル酸系の解熱鎮痛剤が含まれていることがある。糖尿病薬を併用すると低血糖を引き起こす可能性がある。
●「高血圧」の薬との飲み合わせ
dl-メチルエフェドリンなどを含む総合感冒薬は血管を収縮させる作用があり、降圧剤と併用すると効果を打ち消し合う恐れがある。イブプロフェンなどの解熱鎮痛成分は血圧を上げることがあり、降圧剤の作用を減弱する可能性がある。鼻づまりを解消するプソイドエフェドリンは、高血圧の人は使用しないよう注意喚起されている。
※週刊ポスト2018年1月1・5日号