国内

宮崎謙介氏の“イクメン宣言”真意 妻は世間の反応に違和感

「最大の不幸と幸福は表裏一体」と語る金子恵美氏

 夫は辞職、妻は落選──山あり谷ありの夫婦が今も二人三脚で歩いているのは“宝物”がいたからだ。2012年の衆院選で初当選するも、“育休宣言”後の2016年2月に辞職した宮崎謙介氏(36才)と、2017年10月の衆院選で落選した金子恵美氏(39才)の夫婦。2016年2月に誕生した長男の子育てや、2人の仲について語る。

──宮崎さんは辞職したからこそ子育てができた?

金子:そう。もしもふたりとも議員のままだったらどうだったろうって最近よく話すんです。夫の地元は京都、私は新潟。政治家は週末地元に戻りますから、じゃあそのとき子供はどっちが連れて行くんだろう、とか。「あなたが見てよ」「お前が見ろよ」とけんかが絶えなかったと思う。“あんなこと”以上に大きなけんかになって、夫婦の関係も悪くなっていた。

宮崎:子供にとっても、決していい影響はない。どちらかの地元についていくとしても、小さな子供にかかる負担が大きすぎる。ぼくは辞職によって、選挙区のかた、応援してくれたかた、そして妻に迷惑をかけてしまったけど、子供にとってはいい環境が整えられたと思っています。

金子:今、周囲から「どうしてそんなに仲が良いの?」とか「宮崎さんに家庭内市民権はなくて、奥さんの尻に敷かれてると思ったけど、全然違うね」と驚かれる。説明しがたいんですが、なぜか仲が良い。最大の不幸と幸福は表裏一体だったのかな。

宮崎:この間、出張で家を空けたんです。出張先で会合があり、終わったらそのまま宿泊先で寝ちゃって。そうしたら翌朝、妻から電話がかかってきて、「あなた昨日浮気してたでしょ」って。まだそんなこと言ってくれるのかと、うれしくなりました。

金子:なに言ってんの?(笑い)

──宮崎さんの辞職は、お子さんが生まれて2週間後でした。

宮崎:辞職後、ある人に言われたんです。“父さん、倒産しちゃったな”って。辞職ですけどね。でも、辞職の2か月後には個人事業主として経営コンサルティングの仕事を始め、その後は会社も立ち上げた。テレワークも可能な働き方の実現で、子育てもしっかりできる。“父さん、倒産しちゃった”と思ったら、“天職に転職していた”という感じなんです。

金子:自分で言う?(笑い)

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン