• TOP
  • 国内
  • インスタグラムの闇 借金や不倫、復讐や更新の義務化現象も

国内

2018.01.22 07:00  女性セブン

インスタグラムの闇 借金や不倫、復讐や更新の義務化現象も

「一昨年からインスタ映えスポットとして人気が出て、多い時は300台以上の車が岸壁にギッシリ集まり、危なくて仕方なかった。空き缶や食べ物などのゴミもひどくて迷惑していたので、閉鎖されてよかったです」(岸壁近くの物流倉庫社員)

◆「日本社会の特性」も原因か

 海外では、SNSに「映え」を狙うあまり命を落とすケースさえ続出している。中国では高層ビルの屋上で命綱なしで側面にぶら下がるパフォーマンスをYouTubeで披露していた男性が落下して死亡し、メキシコでは麻薬組織のボスを口汚くののしる動画をアップした17才少年が武装集団に銃殺された。

 決してポジティブな面だけでないSNSに対して、こんな声も聞こえる。

「以前は頻繁にインスタを更新していたけど、いい加減疲れました。最初は友達同士で楽しんでいてフォロワーが増えることがうれしかったけど、次第に更新がかったるくなった。ある時、友達の投稿に『いいね!』を押しながら、“私今、いいねと思っていないのに押している”とふと思ったんです。楽しかった撮影やコメントが義務になっていることを感じて更新をやめました」(35才OL)

 楽しいはずのインスタがなぜ泥沼となるのか。精神科医の香山リカさんは「日本社会の特性」が原因だと指摘する。

「ムラ社会の日本では“自分は自分”と思うことができず、狭いコミュニティーのなかで人より上か下かで自分の価値を測ります。人からどう思われるかを過剰に気にする社会なので、インスタでも他人との競争意識が生じて“負けたくない”と更新が義務のようになる。 インスタは本来、楽しむはずのツールなのに、エネルギーを吸い取られてしまって心を病むこともあります」

 とくに投稿が一覧で表示されて、料理やメイクなどの写真で「自分」と「他人」を比較できるインスタは、「負けたくない」との意識が生まれやすい。心の病で静養する必要があるのに、“更新をやめたら私はおしまいだ”と写真をアップし続ける人もいる。

 これがインスタ映えのもたらすもう1つの現実である。

※女性セブン2018年2月1日号

関連記事

トピックス