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2018.02.03 16:00  週刊ポスト

鹿賀丈史 食卓を囲んでご飯を食べるような芝居は苦手

 三谷幸喜脚本のテレビドラマ『振り返れば奴がいる』(1993年、フジテレビ)での主人公に立ちはだかる病院の部長役をはじめ、1990年代以降は悪役や大物重鎮役なども数多く演じている。

「三谷さんの作品はやはりホンが面白いですよね。僕が演じたのは悪役なんですが、どこかおかしい。演じていて、ちょっと笑ってしまうことがあるくらいで。そういう三谷さん独特の描き方は演じていてとても楽しいです。

『振り返れば奴がいる』で演じた中川部長は、同じく三谷さんが脚本の『古畑任三郎』にそのままのキャラクターで犯人役として出ています。そういう遊びもまたやっていて面白い。

 そういう作品では、役柄を工夫するという意識はありませんね。書いてあるセリフがそもそも面白いので、それを僕自身が心の片隅で楽しむ。演じながらね。そういうことが大事なんだと思っています。

 ただ、これまではたとえばサラリーマン役とか、ホームドラマとかはやってきていません。似合わないんでしょう。そういう芝居を作る劇団もありますが、僕は二〇代からミュージカルで入りましたから。みんなで食卓を囲んでご飯を食べるような芝居は苦手なんです」

●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。

◆鹿賀丈史×市村正親主演ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』日生劇場(3月9~31日)などで全国公演

※週刊ポスト2018年2月9日号

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