大森チーフトレーナーも鈴木トレーナー同様、我々メディアにも好意的で、トレーニングの意図や目的を嫌な顔ひとつせずに説いてくれる。さらに、11月に豪州エレナで開催されたパシフィックアジア選手権では現場で肉離れを起こした大手新聞社の記者に応急処置を施すなど、現場では“神対応”のトレーナーとしてチーム内外からの人望が厚い。
大きな話題になった「もぐもぐタイム」も大森チーフトレーナーの意見が反映されている。回復を促す糖分を摂るためにリンゴやイチゴなどの果物が多かったが、油分の多い菓子は避ける。チームは甘いものを控える生活をしてきた。
それも全て五輪でメダルを獲るため。その思いが結実して、テレビの向こうの「れんたろー先生」を呼んでしまったのだろう。まさにロコ・ソラーレファミリーで勝ち取った銅メダルだった。