スポーツ

相撲協会執行部が進める貴乃花一門の掃討戦は続行中

貴ノ岩は春場所で復帰する予定

 春場所での復帰を目指し、稽古に励む暴行事件の被害者・貴ノ岩(十両12)。3月11日に初日を迎える大相撲春場所を前にして、2月26日の夕方、大阪郊外のシティホテルで貴乃花部屋の秘密決起パーティが開かれていた。そこで貴乃花親方は、親しい人たちと談笑する時に「これから俺は何でもできますよ!」と熱く語る一幕もあったという。ただ、その貴乃花親方をとりまく状況に微妙な変化があるのも事実だ。

〈貴乃花一門 激励会 入場券〉と印字された1枚のチケットがある。日付は3月3日だ。

「貴ノ岩の誕生日(2月26日)に行なわれた貴乃花部屋の力士激励会とは別に、2015年以降は毎年、貴乃花一門の激励会が行なわれてきました。過去には一門に所属する親方衆に加え、高砂一門の九重親方(元大関・千代大海)や昨年末に時津風一門を離脱した錣山親方(元関脇・寺尾)、出羽海一門の山響親方(元前頭・巌雄)らが出席したこともある。

 ところが、今回は事前に貴乃花親方サイドから“貴乃花部屋以外の親方や関取は出席しない”と連絡があったのです。チケットは1月のうちに『一門』の文字を入れて印刷してしまったが、2月の理事選で一門の親方衆が貴乃花親方ではなく阿武松親方(元関脇・益荒雄)に票を投じたことで、一門に亀裂が生じたということなのでしょうか……」

 後援会関係者の一人はそう眉間にしわを寄せた。実際、執行部は貴乃花一門の“分断工作”を進めているとみられているのだ。

「春場所後には新理事の互選で理事長が選ばれますが、選挙になるとすれば貴乃花一門の阿武松親方を山響親方が推薦した場合に限られる。そこで八角理事長サイドは2人を懐柔し、無投票に持ち込んで“協会の一枚岩”を世間にアピールしようとしている」(協会関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン