企業から引く手あまたの人材になれば、給料だってもちろん上がるだろう。世界標準の働き方を身につけた人は、ボーダレスに「いつでも、どこでも、誰とでも」つながる仕事で最大限能力を発揮できるはずだ。「人! 人! 人!」の21世紀は、それが常識なのである。
※大前研一・著『個人が企業を強くする──「エクセレント・パーソン」になるための働き方』より一部抜粋
【プロフィール】おおまえ・けんいち/1943年福岡県生まれ。1972年に経営コンサル
ティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年退社。以後、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBR)代表取締役、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。近著に、『武器としての経済学』『個人が企業を強くする──「エクセレント・パーソン」になるための働き方』などがある。