表層的なライブでは本質は伝わらない(堀江貴文・著/『属さない勇気』より)


 私が起業した最初のきっかけは、インターネットのすごさに興奮したこと。その可能性をビジネスで追求しているうちに、たまたま六本木ヒルズに住むようになっただけだ。スタートが全然違う。

 意識的に距離を取っているけれど、いろんなルートを使って、彼らはいまだに私をセミナーの講師や、顧客を集めた講演会のゲストに呼んでくる。そもそも、講演会で「私の話を聞きたい」というスタンス自体、おかしい。

 私の考えや思想を知りたいというなら、私の著書やメルマガを読めばいい。講演会で話す内容は、すべて同じだ。本に書いてあることを、いちいち聞きに来る必要はないだろう。本を読んだ方が、講演会場までの交通費より安上がりなはずだ。

 それでも堀江貴文を呼びたい彼らは、ライブ体験を期待しているだけだ。生の姿が見られた、声を聞けた、講演会後に握手できた、写真を撮れた……など。私と直接ふれあえる、わずかな可能性に、高い価値を感じているのだ。

 マスコミの取材依頼も、大半は同じ。正直、少し迷惑な話だ。私そのものを、ありがたがってもらってもしょうがない。私はアイドルでも教祖でもないからだ。

◆瀬戸内寂聴さんの法話に大勢の聴衆が押し寄せるのはなぜか

 堀江貴文を崇める人は、どこか新興宗教に洗脳された信者と似通っている。例えば、仏教は経典を唱えると極楽浄土に行けますとか、仏像を拝むと御利益がありますなど、表面だけの行為が信者の間に広まってしまっている。

 仏教は本来、ブッダが構築した複雑な哲学みたいなもので、それを理解するのが信者の大切な目的のはずだ。お経の内容を知ることに本質的な意義があるのではないか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された
《水戸市・31歳ネイリスト女性死亡》「『誰かのために働きたい』と…」「足が早くて活発な子」犯人逃走から6日間、地元に広がる悲しみの声
NEWSポストセブン
浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化
《声をかけて寄り添って》浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化 沈黙から一転、見られていた「雪解けの予兆」
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された秋篠宮家次女・佳子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀で見せた“ハート”》佳子さま、“お気に入り”のエメラルドグリーンドレスをお召しに 刺繍とハートシェイプドネックがエレガントさをプラス
NEWSポストセブン
元仙台高裁判事の岡口基一氏
「裁判所当局が嫌がった核心は白ブリーフだった」 弾劾裁判で法曹資格を失った岡口基一氏が振り返る「岡口裁判の急所」とは 裁判所と司法記者クラブの問題点も指摘
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された皇后雅子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀の“ブルーリンク”コーデ》皇后雅子さまはスタンドカラーでフォーマルに、愛子さまはマオカラー風で親しみやすさを演出
NEWSポストセブン
ネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された水戸市のアパート
「赤ちゃんをかばおうとしたのか…」「複数の凶器で犯行」水戸市で死亡のネイリスト女性(31)がかつて警察に相談していた“人間関係トラブル” 
NEWSポストセブン
1995年、チャリティーゴルフ前夜祭に参加した“ジャンボ”こと尾崎将司さん(左)と長嶋茂雄さん
【追悼・ジャンボとミスターの物語】尾崎将司さんと長嶋茂雄さん、昭和のスポーツ史に名を刻んだレジェンド2人の重なる足跡 ライバルと切磋琢磨し、後進の育成に取り組んだ
週刊ポスト
松田烈被告
「スマホから『映してください』と指示の声が…」ネットで“性的暴行してくれる人を募集”した松田烈被告(28)、被害女性が語った“外道すぎる犯行”
NEWSポストセブン
真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「奥羽山脈周辺に“異常変動”が集中」「千葉県が大きく沈降」…2026年初めに警戒すべき5つの地域
週刊ポスト
ジャーナリストの溝口敦氏(左)とフリーライターの鈴木智彦氏
《溝口敦氏×鈴木智彦氏が対談》山口組抗争終結後の暴力団 勝ったはずの六代目山口組含めて勢力は縮小、トクリュウのほうが経済規模も大きく勢いがある現状
週刊ポスト