世界市場に限っていえば、一番売れているのは「レガシィ」です。年間33万台も世界で売れています。その次は「フォレスター」で27万台。そして「インプレッサ」の27万台と続きます。「レヴォーグ」といえば、たったの6800台。まさに桁違い。

 国内市場での販売は「レガシィ」1万1000台、「フォレスター」2万4000台、「インプレッサ」5万1000台に対して「レヴォーグ」2万4000台と、それほど悪くはありません。逆に言えば、海外市場でぜんぜん売れてないのが「レヴォーグ」だったのです。

 当然、スバルとしては「レヴォーグ」も海外で売れてほしいと考えていることでしょう。しかし、スバルの主戦場である北米マーケットでは、ステーションワゴンの人気はもうひとつ。中国やアセアンもセダンやSUVの方が良いというのが実情です。実のところ、ステーションワゴンがよく売れるのは、欧州と日本だけ。そして「レヴォーグ」は、すでに日本では十分に健闘しています。

 となれば、「レヴォーグ」が開拓すべき市場は欧州。「欧州でもっと売れてほしい!」と。そんな願いがあったからこそ、日本ではなく、アメリカでもない、欧州のジュネーブで次世代「レヴォーグ」のデザイン・スタディが発表されたと考えることができると思います。

●撮影/鈴木ケンイチ

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