「今日の練習は時間短縮を目標にしました。その中でも、まだまだコーチに言われてから時間がかかっていると気付くところがあった。一分一秒を意識して、一球でも多く打てるようにしていきたい」
鍛治舎は言う。
「現段階では『日本一を狙う』とは言えません。しかし、甲子園で強豪私立と伍して戦えるチームを作りたい。そのためには選手自身が、いかに厳しいノルマを自分に課すか。それは公立だろうと私立だろうと、関係ないんです」
鍛治舎の時間改革と地産地生の取り組みは、低迷する商業高校、工業高校の復活の道に、一石を投じる結果につながるだろうか。
※週刊ポスト2018年4月6日号