億単位の年俸をもらいながら一軍で活躍できていない“リストラ候補の元主力”は豊富にいる。
投手ではかつてのエース内海哲也(35)がその筆頭格である。2016、2017年オフに2年連続で年俸が野球協約上の減額制限を超えた50%減となったが、それでも今季の年俸は1億円だ。
「開幕時の先発ローテーション6人には入ることができず、さらに昨年6勝を挙げた2年目の畠世周(23)、内海と同じサウスポーでイースタン最多勝、最優秀勝率を獲得した今村信貴(24)ら若手が控えているため、簡単には一軍での登板機会は回ってこない」(スポーツ紙デスク)
現在、コンディション不良を訴えて三軍にて調整中の山口鉄也(34、年俸2億2400万円)も同じような状況だ。
「2008年から9年連続で60試合に登板し、肩も肘も消耗しきっている。救援陣は層が厚く見えるものの、左腕がいないので本来なら山口(鉄)に任せたいところ。球団にとって、“育成の星”である山口(鉄)は簡単には手放せない事情もある。ただ、すぐに復活する見込みが薄いと判断されたから、野球賭博に関与したとして一度は解雇した左腕・高木京介(28)の支配下登録が開幕直前になって決まったと考えられる」(スポーツ紙デスク)
※週刊ポスト2018年4月20日号