ヤクルト、巨人、阪神で4番を打った広澤克実氏は、巨人が再び常勝軍団として、球界の盟主の座に返り咲くためにはさらなる覚悟が必要だと強調する。
「巨人が強くなるためにはきちんと若手を指導できるコーチ陣も必要です。巨人は功労者やFA選手に引退後の“コーチ手形”を切りすぎるという問題がある。選手をリストラしたところで、コーチという再就職先が用意されている状態がそのままでは意味が半減します。コーチにもきちんと結果を求め、それが伴わなければ責任を取る。そうした体制作りが必要でしょう」
大量に抱え込んだ負の遺産を清算して初めて“球界の盟主”の復活が見えてくる。
※週刊ポスト2018年4月20日号