塚田氏が指摘した「餡にラム肉を使う店」が、中野区にある『中野餃子「やまよし」』だ。カウンター中心のカジュアルな店で、店主が独学で考案したオリジナル餃子がファンを集める。中でもハマる人が続出しているのが「ラムパクチー餃子」だ。
餡の主役は、超粗挽きのラム肉。これにガラムマサラやシナモンなど6種のスパイス、紹興酒、ゴマ油などを加え、香り高く仕上げる。皮はもち粉入りの薄皮。ひだは小さくして餡と一体感を持たせる。焼く時にクミンシードを皮につけるので、噛むとスパイシーな香りが口中に広がる。
一口食べればラム肉、スパイス、たっぷりのったパクチーが力強い味わいを生み出す。タレなしで食べるのがおすすめで、黒胡椒をつければさらにパンチの効いた味になる。
●中野餃子「やまよし」(中野)
・住所:東京都中野区中野5-55-9
・営業時間:16時~23時(L.O.)
・定休日:月曜日
※週刊ポスト2018年4月27日号