一部では、「A記者の告発をBさんが握り潰した」または「BさんがA記者を使って福田次官を罠にはめた」などという噂が根強く語られているが、ここに書いたように事実はまったく違う。
「Aさんとしては、何らかの方法でセクハラ問題を公表したかった。それでいろいろと思案した結果、『週刊新潮』に持ち込むことを決めたようです。雑誌が発売されるまで、Bさんは持ち込みのことを知りませんでした」(前出・幹部)
ここで1つとても重要なことがある。たしかに、セクハラ発言が録られたテープは存在する。しかし、その発言が行われているとき、福田次官はどういう様子だったのか、どう動いていたのかは、テープではわからない。彼の性的嫌がらせが本当に「会話だけ」だったのかか──今後はそこが焦点になるかもしれない。
※女性セブン2018年5月10・17日号