◆木村家のルールが伝わった

「正直、なかなか子育てしづらい環境の中、静香さんがいちばん大切にしていたのは礼儀。とにかく人に対して感謝をすること。特別扱いされることに慣れてはいけないと、ものすごく気を使っていました。長女が夏休みなどにアパレルショップにインターンとして働いていたのもその一環でしょう。

 いつも、口癖のように“人は人、自分は自分”“人まねではなく自分のやりたいことを見つけなさい”と2人に伝えていましたね。お年頃ですから、自分たちの両親の話をネットなどニュースで見ることもあるでしょうけど、ちゃんと自分の目で耳で見聞きしたものを信じる強さがあります。そういう意味では最近の日本の女子高校生からすると珍しいタイプかもしれません」(前出・芸能関係者)

 年頃の姉妹だが、木村家は家族で出かけることが多い。今年の春先、静香が友人とランチをするときも長女は同行。犬の散歩も2人の娘はよく連れ添い、『エル・ジャポン』発売の数日前にも静香とKoki,はカフェでティータイムを楽しんでいた。父と娘で出かけることも多い。

「姉妹はもちろんけんかすることもありますが、学年が1つ違いで親友という感じです。中学生のときにKoki,ちゃんが背を追い越して以来、お姉ちゃんに間違われることもあるとか。お互いなりたいものは違いますが、いい刺激を受けているようです。Koki,ちゃんはモデル活動のほかに作曲家としても活躍していて、静香さんの30周年アルバムの『鋼の森』と『かすみ草』などのほかに、中島美嘉さん(35才)にも楽曲を提供していますが、音楽の話も姉妹でよくするようですよ」(音楽業界関係者)

 モデル・Koki,は『エル・ジャポン』でこう語った。

《人は人、自分は自分。誰かと比べることなく自分を信じる強さと、長所と短所をしっかりと見つめて前に進むことの大切さ。それを教えてくれた両親が私の誇りです》

 木村家のルールは、しっかり子供たちに伝わっている。

※女性セブン2018年6月14日号

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