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2018.07.04 16:00  週刊ポスト

コレステロール薬、抗がん剤など 副作用で認知症の例も

◆「膀胱の抑制」が脳にも?

 薬の服用で認知機能が低下するメカニズムは、現時点で完全には解明されていない。しかし、排尿障害などで処方される抗コリン薬についてはその原因が明らかになりつつある。薬剤師の深井良祐氏が解説する。

「『抗コリン薬』は、膀胱の収縮に作用する『アセチルコリン』という物質の働きを抑えることで、頻尿を改善します。しかし、アセチルコリンは膀胱だけでなく脳細胞の活動にも作用することがあります。そのため認知機能が低下してしまうと考えられているのです。リスト(関連記事参照)に掲載された3種類の頻尿・尿失禁治療剤はいずれも『抗コリン薬』の一種です」

 一般的に薬剤の副作用による認知機能低下は、服用を止めれば回復するとされている。

 しかし、最近の研究では服用を止めた後でも認知症を発症したり、認知機能低下が止まらない事例があることがわかってきている。

 医学界が注目しているのが、今年4月に英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載された論文だ。

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