〈寝るとか、ご飯をたべるとかを日々ちゃんとやる。それが運になるの。〉(6月10日)
〈がっかりとか、くやしいって、いうのは辞書から無くした方がいいの。そういう言葉を口にするたびに、運がなくなっちゃうから。〉(6月11日)
〈いちいち色々なことに腹を立ててると、運が貯まんないよ。〉(6月28日)
〈損して得をとれってことじゃないんだよなぁ。損は得と読んで、得は損と読むの。この読み方のほうが、運がたまると思うよ。〉(7月3日)
これらは、お笑い界で数々の革命を起こしてきた欽ちゃんの名言として捉えられる。しかし、なかなか理解しがたいツイートもある。
〈雲ひとつない絶好のゴルフ日和。いかん、こんな日を楽しんじゃったら運の無駄遣い。私はすぐに帰りました。〉
〈ゴルフはやっぱ土砂降りぐらいが最高だね。なんの為にしてんのかわかんなくなるけど、運が貯まっていく気がするなぁ。〉(ともに6月28日)
芸能記者が続ける。
「ゴルフをしに行ったのに、雲ひとつない絶好の天気で帰る人なんていないし、自ら進んで土砂降りでゴルフをする人なんていないでしょう(笑)。このツイートからわかるように、本来、欽ちゃんは普通の人の常識とは異なる独自の感性を持っている人。
『欽どこ』などでは何時間もリハーサルをしたのに、本番では全然違うことをして、見栄晴や斎藤清六を困らせた。そうすることで、素人同然だった彼らのボケを引き出し、人気者にさせた。コント55号の『変な時計屋さん』というコントでは、時計屋に訪れ、『腕時計見せてもらいたいんだけどね』という坂上二郎さんに対して、店員の欽ちゃんが『1時のヤツと2時のヤツがある』と言っている。暖かい笑いというイメージとは違い、シュールさを持ち合わせている人です」(同前)