「誤解を恐れずに言えば、田原俊彦は良い意味で“虚像”の世界に生きるべきだと思います。田原さんはここ7年ほど、毎年6月に新曲を発表しています。 1990年代後半や2000年代と比べて、オリコン順位も上がってきました。あと1歩で、オリコントップテンに入れる。そのための一押しとして、もしオファーがあるならドラマに出るという選択肢はあるでしょう。

 別に連続ドラマである必要はない。シングルを発売する6月に単発の2時間ドラマに出演すれば、宣伝でのテレビ出演も増えるでしょうから、必然的に新曲のプロモーションにもなる。もしかしたら、数年後には新曲がそのドラマ主題歌に使われて話題を呼ぶかもしれない。うまく行けば、シリーズ化されて、新たなトシちゃんの代名詞になる可能性だってある」(同前)

 矢島氏は前出の対談時にこう語っていた。

〈“見て元気になる”っていうテーマはトシに合っているんだよね。(中略)よく言えば「天使」だし、悪く言うと「能天気」(笑)。周りのみんなに元気と愛をふりまいて……こういう役って演じられる役者が少ないんだよ。それを演じられるトシは稀少価値なんだから、これからも頑張ってもらいたいね〉

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