ライフ

秒で安全運転! 車間距離をキープするための「○秒ルール」

車間距離を安全に保つための「○秒ルール」(写真/アフロ)

 食べ物を床に落としても3秒以内に拾えば食べても大丈夫という「3秒ルール」なるものがあるが、「車間距離」をキープするための「○秒ルール」も存在しているのだ。

◆車間距離は秒を数えて安全キープ

「注意一秒 ケガ一生」というが、各都道府県には、車間距離を秒に置き換えて安全な距離を保とうとするルールが多く存在する。

【0102運動】埼玉県

 前を走る車が電柱を通過した瞬間を「0」とした場合、自分の車が目印とした電柱を通過するまでに2秒以上数えることができれば、車間距離は2秒以上あることになる。ただし「イチ、ニ」と数えると2秒より短い場合があるので「ゼロ、イチ、ゼロ、ニ」と数える。

【みっつの3運動】佐賀県

 3秒間の車間距離をとり、進路変更は3秒前、右左折は30m手前で、方向指示器で合図をする。さらに、いつもより3分早めの出発を心がける。

【車時間2秒間運動】群馬県

 前を走行する車が標識などの目印を通過した時から「1ビョウ、2ビョウ」と数え、自分が目印の標識に到達する時間を計り、車間をとる。運転に慣れている人も、基本に立ち返って、安全運転を心がけたいものだ。

◆看板を認識するには7秒かかる

 ドライブ中、食事をしようと飲食店の看板に注目するも、気づくのが遅く、通り過ぎてしまい、悔しい思いをした人も多いだろう。とはいえ引き返すにはもう遠い。

「7秒前に看板に気づいていれば、決して通り過ぎることはない」と言うのは、看板コンサルティングを行うアイワ広告の小山雅明社長だ。

「約4000件のデータを検証したところ、看板に気づくのに2秒、その内容を判断するのに5秒を要する、という結果が出ました。また、入店の意思があっても、看板に気づくのが5秒前だとしたら、15%は通り過ぎてしまうのです。つまり、2秒増えるだけで認識率が格段に向上します」

 その理論に沿った看板は、時速60kmであれば70m手前から見える。注意して見てみるといいだろう。

※女性セブン2018年8月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン