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“赤坂自民亭”で安倍首相が若手議員に地方行脚を売り込み

赤坂自民亭は物議を醸した(西村官房副長官のツイッターより。現在は削除済み)

 西日本豪雨の夜に衆院赤坂宿舎で酒盛りが行なわれていたことで猛烈な批判を浴びた「赤坂自民亭」の宴席(7月5日)には、報じられていない「続編」がある。

 問題の宴席には、“亭主役”の竹下亘・自民党総務会長、“女将役”の上川陽子・法相ら常連の他に、ゲストとして安倍晋三首相、岸田文雄・政調会長、小野寺五典・防衛相らが顔を出し、自民党議員約50人が参加した。宴がはねた後、首相は記者団に「和気あいあいだったよ」の言葉を残して上機嫌で私邸に戻ったが、自民党幹部たちは夜の町へと“二次会”に繰り出していたのだ。自民党ベテランが語る。

「赤坂宿舎での宴会の後、竹下さんや岸田さんたちは細田派や二階派など主流派の幹部が開いていた別の会合に合流して飲んでいた」

 各派が9月の自民党総裁選に向けた情報収集と腹の探り合いを行なっていた席に、「安倍3選」のキーマンとして注目されている竹下、岸田両氏が加わったのだから話は生臭くなる。

 そこで話題になったのが赤坂自民亭での安倍首相の様子だったという。

「安倍総理は宿舎の宴会で、『全国どこにでも行くから、演説会や懇親会をセットしてくれ』と若手議員たちに総裁選に向けた地方行脚を自らセールスしていたそうだ。幹部の1人がそのことを紹介すると、別の幹部は『安倍さんはもう総裁選しか眼中にないよな。まだ国会も終わっていないのに』と苦笑していた」(同前)

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