ライフ

絶対に泊まりたい人気宿が「満室」の時に使える「3の法則」

満室でも諦めなくていい(写真はイメージ)

 8月の夏休みシーズンは、各国からの外国人観光客も増え、「宿不足」が深刻化する季節となる。では、お目当ての宿が「満室」の場合、諦めるしかないのかというと、試す価値のある“裏ワザ”があるという。

 観光庁は7月18日、2018年の上半期(1~6月)に日本を訪れた外国人旅行者が、1589万8900人とする推計を発表。前年同期比15.6%増で、上半期としては過去最多の数字となった。

 国・地域別にみると、中国が23.6%増の405万6400人でトップ。この急増に伴って、日本人が国内旅行や出張などでホテル、旅館を予約しようと思っても、泊まりたい宿の予約が取れないというケースも増えている。

 しかし、ホテル評論家の瀧澤信秋氏は「一度、満室だと断られても諦めないほうがいい」と指摘する。なぜなら、1か月前や1週間前に満室でも、直前にもう一度確認してみると、意外と空室があることが多いからだという。瀧澤氏が解説する。

「ここには、ホテル業界で大きな問題となっている外国人観光客のキャンセル、いわゆる『No Show』問題が関係しています。中国をはじめとする外国人観光客の団体が、直前になって何十室も一斉にキャンセルするケースが増えているのです。そのため、1週間前には満室だったホテルでも、当日になると空室が出ているといったケースが増えているのです」

 瀧澤氏は、ホテルの空き状態をチェックする上で「3の法則」を知っていたほうがいいと指摘する。

「たとえば1週間後の大阪出張が決まり、一番お気に入りのホテルをインターネットで見て満室だったとしたら『3日前』にもう一度チェックしてみる。ホテルは一般的に3日前くらいからキャンセル料が発生します。その直前にキャンセルする人が多いので、空きが出ている可能性があります。

 また、宿泊当日の『午後3時』くらいに突然、空室が見つかることもある。最近は、当日キャンセルでもお金のかからないホテルが少なくありませんが、キャンセルする側も“チェックイン時刻の午後3時までに伝えないと悪いな”といった良心が働くのか、その時刻くらいにホテルに連絡が入ることが多い。そこで、とりあえず当日でも空いている宿の目星はつけておいて、本命のホテルを当日15時くらいにチェックしてみるのも一つの手です。

 あとは、“急な大阪出張の際、行きの新幹線で調べたらホテルはどこも満室。疲れるけど最終の新幹線で帰ろう”というようなケース。そこで諦めず、『帰る3時間前』くらいにもう一回、チェックしてみるのです。そうすると、意外に空いているところが見つかる。しかも通常より安くなっていることもある。直前のキャンセルなどが出た場合、ホテルとしてはなるべく空室を作りたくないから、夜遅くなるほど“突然出てしまった空室”の料金も下がる傾向があるのです」

 ネットの予約サイトでは満室になっていても、当日ホテルに電話をかけてみると空室が見つかることも少なくないという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン