スポーツ

金足農・吉田輝星の進路をめぐる周囲の大人達の思惑

ドラフトの目玉はどこへ(撮影/藤岡雅樹)

 活躍の舞台を甲子園からU-18アジア選手権に移した金足農・吉田輝星(17)。プロ球団が熱視線を送る“怪物”の進路を巡り、周囲の大人たちの“思惑”が複雑に交錯している。

 17歳の言葉が呼んだ波紋は、大きすぎるほどに広がってしまった。

「吉田に対して、高野連(日本高校野球連盟)サイドから“厳重注意”があったようです。ドラフト制度では選手から球団を逆指名することはできないため、特定の球団名を挙げるのは“最大タブー”とされる。高野連は“特定の球団名は出さないように”と各都道府県の高野連を通して通達している」(高校野球担当記者)

 問題となったのは、甲子園決勝の翌日、秋田凱旋時の報道陣への発言だった。

──好きな球団は?
「巨人です」

──巨人に行きたい?
「はい、行きたいです」

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