吉田輝星一覧

【吉田輝星】に関するニュースを集めたページです。

吉田輝星が新庄監督の“タレント候補7人枠”に 注目をエネルギーに変えるか
吉田輝星が新庄監督の“タレント候補7人枠”に 注目をエネルギーに変えるか
 いまプロ野球界の話題を独占しているビッグボスこと日本ハムの新庄剛志・監督(50)は、期待をこめてたびたび清宮幸太郎(22)について話題にしている。減量指示を出したことも大きな話題になった。その清宮と同様に新庄監督から熱視線を送られているのが、今季4年目を迎える吉田輝星(21)だ。 吉田の投球を見た新庄監督は「めっちゃ速くね?」と褒めちぎったが、昨季の一軍での登板は、1度に留まり、その試合でも7失点を喫した。 今オフの吉田は、年末から肉体改造に取り組んだ。アスリートの間で流行している炭水化物を削減する『ケトジェニックダイエット』を取り入れ、12月から体脂肪率4%減、筋肉量3kg増に成功している。 そんな吉田の今季のカギを握るのは、やはり新庄監督の意向だ。「ビッグボスは“チームに投手3人、野手4人のタレントを作る”と公言していますが、吉田も含まれているようなので、チャンスはあります。 吉田はランボルギーニに乗りたいと発言するなど、目立ちたがり屋の性格なので、注目されることをエネルギーに変えられるのではないか」(日ハム番記者)※週刊ポスト2022年2月11日号
2022.02.04 07:00
週刊ポスト
木田優夫コーチが帽子を脱ぐと、選手やスタッフらが「チラ見」するという情報も…(時事通信フォト)
日本ハム・木田優夫コーチに熱視線 「増えている」疑惑を直撃
 プロ野球シーズンが始まる。もちろん、いちばん気になるのはひいきチームや選手の様子だが、スタッフからも目が離せない。たとえば、斎藤佑樹(32)に吉田輝星(20)と期待の投手がくすぶる日本ハムの二軍で、彼ら以上に“熱視線”を集める人がいる。木田優夫コーチ(52)だ。番記者が語る。「昨季までは一軍投手コーチでしたが、今季からは二軍総合兼投手コーチに。しかし、注目は選手の育成力ではなく……」 なんでも、オープン戦のイニングの合間などにベンチで木田コーチが帽子を脱ぐと、選手やスタッフらが「チラ見」するのだという。「失礼ながら昨年まで木田コーチの“てっぺん”は寂しかったのですが、今年のキャンプから明らかに増えているんです」(同前) 独身の木田コーチは、昨年9月の誕生日に「来年の誕生日までに結婚する」と宣言したばかり。今回の変化はそれと関係があるのか? 球団関係者が語る。「婚活の一環で、1年半ほど前から毎月数万円ほどかけて服薬治療をしていたようです。木田コーチも手応えを感じているようで、選手や記者の中にはコーチから直接スマホで昔の写真を見せられ、増毛の成果に感想を求められた人もいます」 木田コーチに話を聞いてみたところ、あっけらかんと認めた。「アッハッハー。増毛は本当ですが、これ以上はコメントできません(笑い)」 戦力の底上げに先立ち、頭髪の立ち上げに成功。秋には、リーグ優勝と結婚のW快挙達成なるか。※週刊ポスト2021年4月2日号
2021.03.23 16:00
週刊ポスト
甲子園活躍組、吉田輝星と清宮幸太郎に「燃え尽きた」の指摘
甲子園活躍組、吉田輝星と清宮幸太郎に「燃え尽きた」の指摘
 2020年シーズンのプロ野球は、ロッテ・佐々木朗希(18)やヤクルト・奥川恭伸(19)といった高卒ルーキーが注目される一方で、影が薄れつつあるのが2018年の高卒ドラ1の日本ハム・吉田輝星(19)。 昨年6月に初先発で初勝利を飾ったが、その後は打ち込まれ1勝3敗、防御率12.27とほろ苦いルーキーイヤーだった。勝負の2年目を迎えるが、6月3日の練習試合では1被弾を含む1回2失点。甲子園を沸かせた150km超の直球は影を潜め、最速144km止まり。「課題の制球難を改善するために投球フォームを修正したことで、持ち味の躍動感が失われてしまった。栗山英樹監督も渋い表情で、試合後には本人と“プロ野球で何をしたいか”について直接話す方針を明かしたほどです」(スポーツジャーナリスト) 3年目の清宮幸太郎(21)も精彩を欠いている。昨年、同期のヤクルト・村上宗隆(20)が36本塁打を放つ大ブレイクを果たしたが、昨年7本塁打の清宮は練習試合でなかなか安打が出ず、出塁しても味方の打球が当たり、守備妨害を取られるなど散々。「清宮はDHでは王柏融(26)、一塁では中田翔(31)に勝たねばならない。守備を大目に見ても打撃が開花しない限り、レギュラーは厳しい」(スポーツ紙デスク) 野球評論家の江本孟紀氏も2人に辛辣だ。「甲子園で注目されて高校がピークだという選手がいるんですよね。だから甲子園で活躍して燃え尽きた選手よりも、甲子園に行けなかった素質のある選手のほうがプロで伸びたりする。斎藤佑樹がいい例ですが、吉田も同じパターンです。清宮も素質はあるんでしょうが、鍛え方が足りずすぐに故障をする。ハングリー精神に欠けているというか、あらゆる面でプロに転換できていない」 まずは意識の改革からか。※週刊ポスト2020年6月26日号
2020.06.16 07:00
週刊ポスト
【著者に聞け】吉田輝星ら雑草集団を描く『金足農業、燃ゆ』
【著者に聞け】吉田輝星ら雑草集団を描く『金足農業、燃ゆ』
【著者に聞け】中村計氏/『金足農業、燃ゆ』/文藝春秋/1800円+税「高校野球でこれ以上心を動かされることはもうないと思っていましたが……」 北海道代表・駒大苫小牧の連覇の舞台裏を描いた前作『勝ち過ぎた監督』で、講談社ノンフィクション賞を受賞した著者の琴線に再び触れたチームが、2018年夏の甲子園に現れた。エースの吉田輝星(現・日本ハム)を擁して準優勝した秋田代表・金足農業高校だ。刀を抜くような吉田の「侍ポーズ」などが話題となり、日本列島に「金足フィーバー」を巻き起こした。「自分なりの勝てる監督像やチーム像が全部崩れて、それが気持ちよかった」 と、著者が爽快感すら覚えるほど、〈何から何まで「ありえないチーム」〉だった。しかも、県大会から甲子園決勝まで、3年生9人だけで戦い抜いたのだ。「9人は30分程度の通学圏から集まっているだけ。練習もクラシックで、雪国というハンディもある。でもこれで勝てるんだって思いました。こんな奇跡的なチームは二度と現れないんじゃないでしょうか」 著者が描く甲子園ノンフィクションに一貫した力強さは、取材対象者に決して阿らない、大胆かつ繊細な筆致にある。本書でも、白い球を追い掛けるナインの生き生きした姿だけでなく、その一挙手一投足に込められた思いや葛藤、監督やコーチに対する素直な気持ちにまで迫っている。「取材対象者が読後にどう思うのかは意識しないようにしています。もちろん気にはなりますが、そこには左右されたくない。この本を出した時も、送って2日後ぐらいに学校へ挨拶に行きました。正直、恐くて、緊張します。でもそれがないと書く意味がないと思います。相手に喜ばれるだけの作品は書きたくないです」 本格的な取材が始まったのは、甲子園が終わった直後の秋。最初は控えの選手など周辺取材にとどまり、ナインの3年生にはなかなか接触できなかった。「中泉監督に手紙を書き、電話を掛けましたが、全然出てくれなかった。毎日1回ずつ掛けていたら、2週間後くらいに電話をくれたんです。3年生に会えたのは3回目に秋田に行った時。取材には3人1組で応じ、最初の1組目に吉田が出て来ました。普通、こちらが質問するまで黙っているじゃないですか? でも3人は勝手にべらべらと話し出した。こんなに面白い奴らだったのかって。その魅力に恋に落ちました」 3人へのインタビューは本書の冒頭に収録され、吉田は自らのチームを〈凶悪な集団〉と表現する。バットをぶん投げる、相手チームの声をつぶすほどの野次、眉毛を剃る……。次々と飛び出すエピソードは、甲子園で輝くイメージをぶち壊すような、荒っぽい集団にも感じられたが、蓋を開けてみれば、人懐っこい純な子供たちだった。「挨拶だけはきちんとしていましたが、取材はめんどくさそうでした(笑い)。冒頭から『何時に終わるんですか?』っていう選手もいたりして。でも何だかんだ言って話すし、食堂へカレーを食べに連れて行ってくれたり。『凶悪』と言う割に恐い印象は全然なかった。逆にかわいい奴らだなと」 中でもエース吉田の素顔は、昔の野球漫画に登場する主人公を彷彿とさせた。「勉強できるけどやんない。野球めちゃうまい。超だらしない。でも女の子にもてる。ちょっと強がりで優しい。仲間は吉田のことをディスりつつも、憧れを抱いている。僕も吉田に憧れちゃいましたね」◆主役になることを躊躇しないナイン 金足農業は県内でも練習が厳しくて有名だ。とはいえ、正座をしたまま上空に向かって声を張り上げる「声出し」や、延々とヘッドスライディングをやらされる伝統的な〈ペナルティー〉など、その光景は時に、〈狂信的に映った〉。「声出しの時は、見てはいけないものを見てしまったような感じがしました。生徒がもっとも恐れていたコーチは、その代によっては、父兄から反感も買った。金農も少しずつ変わっていくでしょうけど、時代の変化はもっと早い」 もう1つ変わるべきことが、本書で提言されている。それは投球過多の問題だ。その火種は2000年代後半からくすぶり続けていたが、あの夏の吉田の球数の多さが、火に油を注ぐ形となった。「吉田の連投を見て感動はしなかったです。いたたまれない気持ちでした」 しかし、吉田の父親は意外にも、連投に肯定的だった。著者の常識を軽々と超えていくチームに対し、甲子園を埋め尽くした観客の大半も心を奪われた。「スタンドが自分たちに拍手を、歓声を送ってくれる。超快感だと思います。武道館を満員にしている歌手のように、俺たち今主役なんだと。でも金足のナインは、自分たちが主役になることに全く躊躇していない。吉田を筆頭に、自信を持った若者ってこんなに美しいんだって思いました」 決勝では大阪桐蔭に敗れたものの、球児たちが秋田に帰省すると、地元民の歓待ぶりに、〈世界が一変していた〉。卒業後は、プロ入りした吉田だけでなく、全員が野球を続けることにした。「純粋にいいなって思いました。あんな厳しい練習をさせられても、皆野球好きになった。卒業後も野球を続ける野球部ほど良いと思います。それが一番の勝利っていうか。まだ野球をやりたいって思わせるのは、指導者にとっても栄誉です」〈甲子園は、人を変える力がある〉。その言葉の意味を考えさせられる一冊だ。【プロフィール】なかむら・けい/1973年千葉県船橋市生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。スポーツ紙を7か月で退職後、ライターとして独立。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』で第18回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』で第39回講談社ノンフィクション賞を受賞。他に『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』の取材・構成を担当。趣味は浅草放浪と、6時間前後で走るフルマラソン。172cm、74kg、AB型。構成■水谷竹秀:1975年三重県生まれ。ノンフィクションライター。2011年、『日本を捨てた男たち』(集英社)で第9回開高健ノンフィクション賞を受賞。著書多数。撮影■黒石あみ※週刊ポスト2020年6月5日号
2020.05.28 07:00
週刊ポスト
高校野球「球数制限」導入で甲子園の「大エース」が消える
高校野球「球数制限」導入で甲子園の「大エース」が消える
 高校野球に「球数制限」がルールとして導入されようとしている。このルールがあったとしたら、過去の甲子園の名場面は、どうなっていたのか――10月16日に発売される新著『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』で、激変する高校野球の現場を追ったノンフィクションライター・柳川悠二氏がレポートする。 * * *“令和の怪物”こと佐々木朗希(岩手・大船渡)が10月2日、プロ志望届の提出を表明した。10月17日のドラフト会議に向けて俄然、注目が高まっている。 今年の夏の岩手大会では、佐々木の起用法を巡って、国民的な議論が巻き起こった。大船渡の國保陽平監督は連投による佐々木の肩・ヒジの故障を防ぐため、花巻東との決勝戦で佐々木を起用しなかったのだ。甲子園切符がかかった場面で、球界の宝となるべき球児の身体が優先される判断だった。この登板回避こそ、高校野球に新たな価値観が登場したことを象徴する出来事だった。 岩手大会決勝からおよそ2か月後――日本高等学校野球連盟(以下、高野連)は9月20日に開かれた「投手の障害予防に関する有識者会議」で、来春の選抜から「1週間で500球以内」「3連投禁止(3日続けての登板の禁止)」といった投球制限を設ける方針を固めた(3年間は試行期間)。佐々木の登板回避という“事件”が議論を加速させた側面もあるだろう。 この新ルールによって、高校野球は大きく変わるはずだ。 2006年夏の決勝・早稲田実業(西東京)対駒大苫小牧(南北海道)は、延長15回を戦っても決着が付かず、再試合となった。駒大苫小牧の田中将大(現・ヤンキース)と共にこの試合で怪物級の投球をみせたのが早稲田実業のエース・斎藤佑樹(現・北海道日本ハム)だった。「ハンカチ王子フィーバー」を巻き起こした斎藤は、再試合を含め全7試合をほぼひとりで投げ抜き、その球数は史上最多となる948球を数えた。 この大会の斎藤の球数に対して、新ルールを“適用”するとどうなるか。まず、日程と球数を整理してみる。■2006年 第88回全国高等学校野球選手権大会8月6日(1回戦)対鶴崎工(大分)/126球8月12日(2回戦)対大阪桐蔭(大阪)/133球8月16日(3回戦)対福井商業(福井)/136球8月18日(準々決勝)対日大山形(山形)/144球8月19日(準決勝)対鹿児島工業(鹿児島)/113球8月20日(決勝)対駒大苫小牧(南北海道)/178球8月21日(決勝再試合)対駒大苫小牧(南北海道)/118球 ここに「1週間で500球」の規定を当てはめてみると、3回戦の福井商業戦から3日後の準決勝・鹿児島工業戦までで計393球になる。となれば準決勝の翌日に行われる決勝では107球しかなげられなかったことになるし、決勝再試合も登板NG。「3連投禁止」の規定のほうに照らすと、当時は準々決勝翌日に休養日がなかったため、決勝のマウンドにも上がれなかったことになる。3回戦から決勝再試合までの5試合を6日間で消化した斎藤が、この期間で投じた球数は、689球にのぼる。 現行のスケジュールに近い、2018年夏の金足農業・吉田輝星(現・北海道日本ハム)のケースはどうだったか。■2018年 第100回全国高等学校野球選手権大会8月8日(1回戦)対鹿児島実業(鹿児島)/157球8月14日(2回戦)対大垣日大(岐阜)/154球8月17日(3回戦)対横浜(神奈川)/164球8月18日(準々決勝)対近江(滋賀)/140球8月20日(準決勝)対日大三(西東京)/134球8月21日(決勝)対大阪桐蔭(大阪)/132球 すでに準々決勝翌日に休養日が設けられている。今夏からは準決勝の翌日も休養日となったので、雨天順延などによって日程が詰まった場合を除き、現行スケジュールでは「3連戦」は起こり得ない。ただ、やはり「1週間で500球」の制限には引っかかってくる。吉田は2回戦の大垣日大から準々決勝の近江戦までに5日間で計458球を投じており、2回戦から数えて7日目となる準決勝・日大三戦では42球しか投げられなかったことになる。実際には吉田は強力打線の日大三を9回1失点に抑えてチームを決勝に導き、「カナノウ旋風」は頂点に達した。 こうして改めて見ていくと、斎藤、吉田、さらには松坂大輔(現・中日)といった過去に甲子園を沸かせた怪物たちのような大エースは、新ルールのもとでは生まれ得ないことがわかるのだ。 高校野球は、大きな転換点を迎えた。
2019.10.12 16:00
NEWSポストセブン
高野連が「球数制限」導入へ、もし松坂大輔の時代なら…
高野連が「球数制限」導入へ、もし松坂大輔の時代なら…
 高校野球に、ついに「球数制限」が導入されようとしている。この改革によって、春夏の甲子園はこれまでとは全く違ったものに生まれ変わることになりそうだ。10月16日に発売される新著『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』で、激変する高校野球の現場を追ったノンフィクションライター・柳川悠二氏がレポートする。 * * *“令和の怪物”こと佐々木朗希(岩手・大船渡)が10月2日、プロ志望届の提出を表明した。10月17日のドラフト会議では複数球団による競合が必至だろう。「これまでたくさんの人に支えられて頑張れた。恩返しできるように頑張っていきたい」 会見で佐々木はそう語った。この夏、大船渡の國保陽平監督は連投による佐々木の肩・ヒジの故障を防ぐため、岩手大会決勝で佐々木を起用しなかった。国民的な議論を巻き起こしたこの“登板回避”は、球児にとって最大の夢である甲子園よりも、球児の将来の可能性を優先するという、高校野球に新たな価値観が登場したことを象徴する出来事だった。 そうした新たなうねりの中、日本高等学校野球連盟(以下、高野連)は9月20日に「投手の障害予防に関する有識者会議」を開き、来春の選抜から「1週間で500球以内」「3連投禁止(3日続けての登板の禁止)」といった投球制限を設ける方針を固めた(3年間は試行期間)。投手の「投球過多(投げ過ぎ)」を回避するルールを設け、故障を予防しようという試みである。 地方大会でも採用されるため、昨年夏に快進撃を見せた金足農業(秋田)の吉田輝星のように、孤高のエースが地方大会からひとりで投げ抜くようなケースが今後はなくなり、複数の投手を育成し、継投や先発ローテーションのような策を講じなければ全国制覇どころか、甲子園にたどり着くことさえ困難な時代がやってくる。◆延長17回裏で無念の途中降板!? 振り返れば、甲子園の歴史は大会をひとりで投げ抜く怪物エースの歴史だった。初めて「怪物」の名が冠せられたのは、栃木・作新学院の江川卓(元・巨人)だ。高校時代の公式戦だけでもノーヒットノーランを9回記録し、完全試合も二度、達成した。1973年の選抜では、準決勝で敗れるも、4試合で60奪三振を記録。 昭和の怪物が江川なら、平成の怪物は松坂大輔(現・中日)だろう。1998年夏の甲子園において、決勝の先発マウンドに上がった横浜(神奈川)のエース・松坂は、ノーヒットノーランの快挙とともに、同校史上初めて春夏連覇を達成した。この大会で松坂が投じた球数は、782球にのぼった。 日本高野連が新たに導入する方針の「1週間で500球以内」「3連投禁止」を当時に当てはめるとどうなるか。この大会の日程と松坂の投じた球数は以下のようなものだった。■1998年 第80回全国高等学校野球選手権大会8月11日(1回戦)対柳ヶ浦(大分)/139球8月16日(2回戦)対鹿児島実業(鹿児島)/108球8月19日(3回戦)対星稜(石川)/148球8月20日(準々決勝)対PL学園(大阪)/250球8月21日(準決勝)対明徳義塾(高知)/15球8月22日(決勝)対京都成章(京都)/122球 休養日がなく、もっとも投手に負担の大きかった時代と言えるだろう。今夏の甲子園から、準々決勝の翌日に加え、準決勝の翌日にも休養日が設けられるようになったが、1998年夏の松坂は3回戦から決勝まで4連投だった。当時と現在では、そうした甲子園のスケジュールに違いがあるので、単純に比較はできないものの、この大会の松坂に対して「1週間(7日間)で500球」というルールを“適用”してみる。 計算していくと、松坂は2回戦の鹿児島実業戦から準々決勝のPL学園戦までの「5日間で506球」を投じている。新ルールの細部はこれから決められていくが、もし「1週間で500球に達した時点で降板」という規定が採用されるなら、PL学園戦の延長17回裏という、まさに大詰めの場面で、マウンドを降りなくてはならなかったことになる。そして、翌日の準決勝、翌々日の決勝では1球も投げてはいけないのだ。明徳義塾戦の9回表にリリーフ登板して逆転サヨナラ劇を呼び込んだ名場面も、京都成章戦の圧巻の“決勝ノーノー”も生まれなかったことになる。 こうして見ると、改めて松坂がいかに過酷な状況で登板していたかがわかる。やはり球史に残る怪物だったのだ。
2019.10.09 07:00
NEWSポストセブン
2019年ドラ1指名は佐々木か奥川か 巨人、阪神、日ハムは…
2019年ドラ1指名は佐々木か奥川か 巨人、阪神、日ハムは…
 今秋のドラフトで1位指名するなら、甲子園を沸かせた星稜・奥川恭伸と、高校生最速の163kmをマークした大船渡・佐々木朗希のどちらか──野球関係者に“ストレートな質問”を投げ込んだ。 ドラフト戦略には、指名する球団のチーム事情も絡んでくる。西武や楽天など数々の球団で投手コーチを歴任した野球評論家の杉本正氏が言う。「亡くなった根本陸夫さん(※注)は“スカウトがいいと思って獲ってきた選手を1年目から直す必要があるのか。新人は放っておけ。好きなように投げさせてやれ”と言っていました。そう教わった私は、入団1年目は欠点を直すよりも、長所を伸ばす方向で指導しました。しかし、時間をかけて育てる方針のチームでないと、それは難しい」【※注/監督やフロントとして西武やダイエーなどの球団経営に携わり、トレードやドラフト戦略で辣腕を振るった。「球界の寝業師」の異名を取り、人事戦略は「根本マジック」と呼ばれた】 佐々木の1位指名を12球団最速で明言したのが日本ハムだった。6月、佐々木の視察に訪れた吉村浩GMは、「能力が違いすぎる。圧倒的です」と1位指名を異例の早期宣言。過去にもダルビッシュ有(現カブス)、大谷翔平(現エンゼルス)、清宮幸太郎、昨年の吉田輝星と、高校球界のスター選手を獲得した戦略を今年も踏襲するとみられている。 一方、阪神の元球団社長・野崎勝義氏はこう語る。「日本ハムはフロント主導で育成ありきのドラフト戦略を立てているようですが、勝利至上主義の阪神や巨人では、現場主導で即戦力の奥川君を優先することになるのではないか。 阪神はドラフト会議に球団幹部、スカウト、監督が出席しますが、指名選手の決定は現役監督の意向が尊重される傾向にあります。今年の阪神は先発が不足している状況ですし、1年目の矢野(燿大)監督がBクラスでシーズンを終えれば、即戦力を優先することになるでしょうね」 巨人も今季、原辰徳監督は先発のコマ不足に悩まされている。ちなみに、エース・菅野智之も、奥川について「天性の腕の使い方をしている。あれは教えられてもできない」とスポーツ番組で絶賛。1年目からの先発ローテーション入りも「余裕でしょ」とラブコールを送っている。※週刊ポスト2019年9月6日号
2019.08.29 07:00
週刊ポスト
甲子園から「怪物」が消えた夏 先発完投のエース不在に
甲子園から「怪物」が消えた夏 先発完投のエース不在に
 背番号「1」を背負ったエースが、9回を投げ抜いて勝利に導く──令和最初の甲子園では、星稜の奥川恭伸こそ3回戦の智弁和歌山戦でタイブレークとなった延長14回まで投げ抜いたが、大会を通じて先発投手が完投するような場面がほとんど見られない。炎天下の大会で投手を酷使する起用法に批判が高まり、「球数制限」に向けた議論も進んでいる。『永遠のPL学園』(小学館文庫)などの著書があるノンフィクションライター・柳川悠二氏が高校野球界に起きた激変の現場をレポートする。 * * * 8月6日に開幕した第101回全国高等学校野球選手権大会の開会式の入場行進を眺めながら、私は全出場校の戦績や全選手の情報が掲載された『甲子園2019』(朝日新聞出版)を開いていた。そこには、興味深いデータが掲載されていた。全49代表校のうち、地方大会をひとりのエースで投げ抜いた学校は、徳島の鳴門ただ1校だけだったのだ。 昨年夏の準優勝校・金足農業(秋田)の吉田輝星(北海道日本ハム)のように、地方大会からひとりでマウンドを守り抜くような怪物は見当たらず、どの学校も複数の投手を起用し、投手陣を総動員して甲子園にたどり着いていた。 岩手・大船渡の國保陽平監督は、「令和の怪物」こと佐々木朗希を起用しなかった岩手大会決勝戦後、こんなことを漏らしていた。「結局、私が佐々木に続く投手を育てきれなかったということです」 賛否両論が巻き起こった令和の怪物の登板回避騒動が起こった同じ夏に、先発完投型の投手が甲子園から消えた。高校野球は大きな転換期を迎えているのだ。 101回目の夏の甲子園では、開幕してからも継投策で勝ち上がる学校が目立った。 優勝候補だった東海大相模(神奈川)は、6人の投手陣にあって神奈川大会でもっとも投球回数の少なかった遠藤成を甲子園初戦(近江戦)の先発マウンドに送り、3人の継投で勝利。高校四天王の奥川恭伸を擁する星稜ですら、2回戦の立命館宇治(京都)戦では4投手を小刻みにつないで勝ち上がったし、奥川が165球を1人で投げ抜いた智弁和歌山戦の翌日となった準々決勝・仙台育英戦もエースを温存しての2投手の継投で勝利した。。 ドラフト1位が確実視される奥川のいる星稜でもこうなのだから、今後はプロ野球のように投手の分業制が一般的となり、監督が信頼する投手を起用し続ける「エースと心中」なんぞ、死語となっていくだろう。何より、大船渡・佐々木の地方大会決勝での登板回避を受け、“世間が許さない”という空気が強まっている。 963──。 この数字は、鳴門のエース左腕・西野知輝が徳島大会5試合、甲子園2試合で投じた球数だ。敗れた2回戦・仙台育英(宮城)戦の8回裏、西野に代打が送られ、この夏初めてマウンドを譲った。試合後、同校の森脇稔監督は、「なぜひとりで投げさせたのか」という、報道陣の追及にあっていた。 甲子園が決まってからというもの、繰り返し同じ質問を受けていた森脇監督は、うんざりしたように、こう回答した。「もう何回も説明しています。もう何回も……。試合展開が、継投を許す状況になかった。徳島大会はくじ運が悪く、厳しいゾーンに入ってしまい、西野に頼らざるを得ない状況でした」◆50~60球で交代させる 投手の酷使を避け、肩やヒジの故障を防ぐことを目的に、日本高等学校野球連盟は2019年4月、有識者会議を発足した。今後は球数や登板間隔の制限の導入を見込んで議論がかわされていく。そうした高校野球の未来を見据え、各校が複数投手の育成に力を入れている。それゆえ、時流に逆行するようにエースに頼った鳴門には、厳しい目が向けられていた。 全国的に私立が優勢の時代にあって、徳島県は私立が春夏の甲子園にたどり着けていない唯一の県である。森脇監督は複雑な心中を語る。「継投が現在の主流なのは間違いないでしょう。ただエースがいて、2番手の子が大きく力が落ちれば、試合も終わってしまいますよね。確かに、(9回に2番手として登板した)竹内勇輝(3年)の今日のピッチングは良かった(自己最速を更新する141キロをマークし、無失点に抑えた)。ですが、地方大会前の練習試合の内容であれば、なかなか起用には踏み切れなかった。起用を決めるのは、私であり、選手のプレーを見てきた関係者なんです……。過去、板東湧梧(JR東日本─現・福岡ソフトバンク)がいた時は、今年のようにひとりで投げさせました。その翌年は、3投手の継投で戦いました。選手の巡り合わせによって、投手起用もそれぞれでしょう。今年の仙台育英さんのように、4人の投手が同等にエース級で、力があれば継投も考えられるんでしょうが」 たしかに、鳴戸が敗れた対戦相手の仙台育英は最先端の「継投策」でこの夏、小さな旋風を巻き起こした。36歳の須江航監督は、長く系列の秀光中等教育学校の軟式野球部で監督を務め、2018年1月に仙台育英の指揮官に就任。独学でアナライズを学び、データと傾向の分析を活かした戦術眼で、須江監督は母校でもある仙台育英を2年連続で夏の甲子園に導いた。 同校では140キロを超えるふたりの3年生右腕に加え、菊池雄星タイプの左腕・笹倉世凪(せな)と前田健太タイプの伊藤樹というふたりのスーパー1年生投手も躍動した。とりわけ秀光中時代の愛弟子である1年生に対し、須江監督は週に200球という球数制限を設けて管理し、肩やヒジへの負担を考慮しながら、成長を促しつつ試合に起用してきた。 20対1と大勝した初戦の飯山(長野)戦では笹倉を先発させ、4投手で9回を「3・3・2・1」と分担。鳴門戦では3年生ふたりで6回までしのぎ、笹倉を試合終盤の7回から起用。そのまま試合を終わらせた。「理想は9イニングを4人の投手で分担しながら、ひとり50球から60球で回していく。捕まったら継投タイミングが早くなることもありますし、(鳴門戦では)7回から登板した笹倉のボールの対応に相手打者が苦しんでいたので、2イニングの予定をもう1イニング投げさせ、伊藤の出番はありませんでした」 笹倉や伊藤が先発する時は、打者1巡を目安に、2回もしくは3回で降板させる。その後、信頼を置く3年生投手がロングリリーフし、試合を進行させていく。仙台育英の投手起用は、メジャーリーグや北海道日本ハムが導入する、リリーフ投手を先発させ、3回あたりからローテーション投手にロングリリーフさせる「オープナー」のような投手起用に近い。 準々決勝で星稜に1対17と大敗し、甲子園を去ったが、2投手以外にも1、2年生が多数ベンチ入りしており、新チームこそ、深紅の大優勝旗の白河の関越えが期待されよう。 ただ、「先発完投エース」がいなくなる変革によって、私立が有利になるかというと、必ずしもそうではなさそうだ。この夏の全国の代表校を見渡して、真っ先に目に付くのは春1回、夏6回の優勝実績のある伝統校・広島商や、熊本工業をはじめとする公立校の復活だった。 2017年夏の甲子園は49代表校のうちで公立は8校。100回目の記念大会で、56代表校だった2018年夏も同じ8校だった。少子化や野球人口の減少によって、私立に有望選手が集まる傾向が年々、強まっている中で、2019年は公立校が14校にまで増えるという揺り戻しが起きたのだ。 全国から選手を集めることも可能な強豪私立に対して、名門公立校などは全国的なスカウト活動を展開することこそ難しいものの、地元の公立志向の選手が集まり、多くの選手を抱える部も少なくない。たとえば、広島商業は135人、熊本工業は110人と、全国有数の部員数を誇っていた。 公立であっても、選手の頭数がそろえられれば、戦い方次第で甲子園に出場することも可能だということを、広島商業と熊本工業の復活は示唆していた。◆本当のエースは「決勝まで温存」 高校野球界随一の策士である明徳義塾の馬淵史郎監督も、歴代のチームとは明らかに異色の戦いをこの夏、繰り広げていた。 高知大会では最も信頼する背番号「11」の左腕・新地智也を決勝まで温存し、決勝までの4試合を他の3投手の継投でしのいだ。「途中で負けてしまったら、それまでのチームやったということ」 馬淵監督はそう腹をくくっていた。 高知中学時代に150キロを記録した1年生の森木大智を擁する決勝・高知戦に、新地を万全の状態でマウンドに上げることで、明徳義塾は甲子園にたどり着いた。数ヶ月も前から、150キロのボールを打つ対策をしてきた。試合前は「試合中に練習より遅いと思えたら勝てる」とうそぶいていたが、打順の組み替えも功を奏し、策士として面目躍如となる決勝だった。「120キロしか放れなくても、試合には勝てる。高校野球のお手本のような野球ができた」 甲子園での智弁和歌山との2回戦では、初戦で1イニングしか登板のなかった新地をマウンドに上げた。智弁和歌山の先発も背番号「17」の投手。ひと昔前ならふた桁背番号の投手を見れば、「相手をなめている」と思われて仕方なかったが、現代ではそうした見解を抱く者は皆無だろう。 智弁和歌山は、MAX149キロのエース右腕・池田陽佑と、小林樹斗というやはり140キロオーバーの2年生投手をブルペンで待機させた。こうしたもっとも信頼を置く投手を後半に起用する戦い方は、春の選抜で準優勝した習志野(千葉)も得意とする策で、主流となりつつある。 甲子園の戦い方は、大きく変貌を遂げている。 岩手大会の決勝で大船渡の國保監督は、令和の怪物こと佐々木朗希の登板を回避させた。その是非はともかく、この騒動を機にエースに依存するような采配はより忌避される時代となり、決勝戦から逆算し、複数の投手の継投で勝ち上がって行く采配こそ賞賛される時代となった。 もはや昨年、金農フィーバーを巻き起こした吉田のように、地方大会から甲子園の決勝まで、ひとりで投げ抜くような怪物は生まれ得ないのかもしれない。
2019.08.19 07:00
NEWSポストセブン
明石商の
高校野球で商業・工業高校が勝てない時代に今年は異変発生
 スポーツ強豪校といえば資金が潤沢で、全国から強豪選手を集めやすい私立というイメージが強い。高校野球の世界でも全体的にその傾向は強いが、今年は広島商、熊本工など伝統ある公立校が甲子園出場を次々と決めた。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、14校出場する公立高校の注目ポイントをレポートする。 * * * 昨年、甲子園で旋風を巻き起こした金足農業がファンの心を打ったのは、マウンドをひとりで守った吉田輝星(現日本ハム)というスターの存在と共に、金足農業が公立高校だったことが背景にある。 2017年夏の甲子園は49代表校のうち公立は8校。100回の記念大会で、55代表校だった昨年も同じ8校。少子化や野球人口の減少によって、豊富な資金力のある私立に、有望選手が集まる傾向は年々、強くなっている。結果、高校野球の草創期から昭和にかけて、甲子園で活躍した商業・工業高校が勝てない時代となっているのだ。 ところが、今年は異変が起き、公立校が一気に14校にまで増えた。中でも、春1回、夏6回の優勝実績のある伝統校・広島商の復活は象徴的な出来事だった。 近年は広陵、広島新庄など、私立の後塵を拝し、夏の甲子園からは15年も遠ざかっていた。昨春に発覚した不祥事を受け、監督に就任した荒谷忠勝監督は、選手に一日1000スイングの猛練習を課すことで立て直しに着手し、伝統の機動力にパワーを加えた。今大会前にはOBの達川光男氏が母校を訪れ、指導にあたったという。荒谷監督は勝因をこう話した。「いろんな広商関係者が支えてくれて、選手も伝統を守り、温故知新で頑張ってくれた。それに尽きます」 熊本工業も6年ぶりの夏の甲子園切符を掴み、高松商業(香川)に至っては夏は23年ぶり。小柄な左腕・香川卓摩には鋭いスライダーがあり、センバツで甲子園のマウンドを経験しているのも強みだ。 同じく今春のセンバツに出場した習志野(千葉)と明石商業(兵庫)は、優勝も狙える位置につける。 習志野は、何事にも動じないエース・飯塚脩人(しゅうと)の球速が150キロに達し、準優勝に終わった春の雪辱を期す。風物詩となったブラスバンド応援は、聖地でこそ耳に入れるべき美爆音だ。 明石商業は、右腕の中森俊介に加え、“藤原恭大二世”とも呼ばれる来田(きた)涼斗が1番を打つ。センバツの準々決勝・智弁和歌山戦で、先頭打者弾とサヨナラ本塁打を放ち、名を轟かした。ふたりは共に2年生だ。 習志野と明石商業は共に市立で、県立に比べれば手厚い支援を受けている。それでも甲子園制覇となれば、公立校の快挙として讃えられるはずだ。※週刊ポスト2019年8月16・23日号
2019.08.06 16:00
週刊ポスト
初登板で初勝利を上げた(時事通信フォト)
吉田輝星 清宮の部屋でテレビを見たりオフは柿木と散髪
 プロ野球交流戦、6月12日の広島戦で、プロ初登板で初勝利を飾った日本ハムの吉田輝星(18)。吉田の生活拠点は千葉・鎌ケ谷市のファーム施設にある「勇翔寮」だ。「吉田は、これまでにダルビッシュ(有、32)や大谷(翔平、24)が使った“出世部屋”で暮らしています。隣室には1学年上の清宮(幸太郎、20)がいる。吉田が清宮の部屋に行って、一緒にテレビを見ることもあるそうです」(球団関係者) 初登板以降、一軍に帯同する吉田の頼りは清宮だ。「“一軍はどんなところか不安でしたが、清宮さんがいるので安心です”と話していました。物怖じせずに生意気っぽく接することで、ベテランからも可愛がられている」(同前) オフは、昨夏の甲子園決勝で投げ合った大阪桐蔭出身の同期・柿木蓮(18)と行動することが多い。「最近は2人で映画『キングダム』を見にいったそうです。カラオケではレミオロメンの『3月9日』が十八番とか。 あのサイドを刈り上げた髪型は、柿木と都内の人気美容室に出かけてカットしたそうです。その時は、三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二の写真を持参した。周囲からは相当いじられたようですが、本人は“今までキノコみたいな髪型だったので……イメチェンです!”と得意気でした」(同前) とはいえ“チャラい”のは髪型だけ。同世代では中日に入団した根尾昂(19)の真面目ぶりがよく知られるが、吉田も夕食後は腹ごなしに2時間マシンバイクをこぎ、街灯のない真っ暗な二軍球場の周辺を走り込んでいるという。「大谷も練習熱心でしたが、吉田もそれに負けず劣らずの努力家です。完全オフの日でも、トレーニングルームでマシンをやったり、ストレッチをしていますし、大好きだったコーラやポテトチップスも断った。 出世部屋の先輩でもある“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹(31)は、吉田に“休む時はしっかり休んだほうがいい”とアドバイスを送ったらしいですが、どうやらあまり耳を貸していない様子ですね(笑い)」(スポーツ紙デスク) シーズンを通して一軍にいれば、地方遠征も増える。「大谷は、外出時に行き先と同伴者を栗山(英樹)監督(58)に報告していました。寮では球団職員の目が行き届いていますが、特に遠征先だと誘惑が多いですから、吉田にも同様のルールが課されることになるでしょう。柿木とは一軍と二軍で離ればなれですから、清宮に四六時中付いて回るんじゃないですか」(スポーツ紙記者)※週刊ポスト2019年7月5日号
2019.06.27 07:00
週刊ポスト
初登板で初勝利を上げた(時事通信フォト)
金田正一氏「吉田輝星はワシの現役時代に似たものがある」
「プロの壁」に跳ね返される新人が多い中、日本ハムの吉田輝星(18)は6月12日、プロ野球交流戦・対広島戦にプロ初登板し、初勝利を飾った。相手はセ・リーグ3連覇中の広島だっただけに、吉田への期待は高まる。 日ハムの先輩だった大谷翔平(24)は1年目は13登板で3勝という結果だったが、吉田はどんな成績を残すか。「400勝投手」の金田正一氏は、珍しく(?)吉田を褒めちぎった。「ストレートでグイグイ押す吉田に、広島が戸惑っていたのう。セの連中に広島攻略法のお手本を見せてくれたが、ワシも現役時代に速い球をテンポよく投げ込むことで相手にヤマを張らせなかった。それに似たものがある。たまに投げる変化球にも効果があった。 交流戦限定と言わず、このまま中10日ほどで休養をしっかり取りながら、相手打者が球筋に慣れない1~2巡、5回限定で投げさせれば、結果はついてくるじゃろう」「金の卵」の殻が割れ、大きく飛躍する時は近い。※週刊ポスト2019年7月5日号
2019.06.25 16:00
週刊ポスト
初登板で初勝利を上げた(時事通信フォト)
吉田輝星プロ初勝利 “大谷方式”で起用した栗山監督の親心
 6月12日のデビュー戦で、5回1失点でプロ初の勝ち星を挙げたプロ野球日本ハムの吉田輝星(18)。相手はセ・リーグ3連覇中の広島、しかも投げ合う相手は昨季最多勝のエース・大瀬良大地(28)。高卒ルーキーの門出には酷ではないかと思われたが、このデビュー戦は“策士”栗山英樹監督(58)の計算だった。「データ重視の現代野球では、過去に対戦のない“初物投手”にてこずる。その点、広島は、日ハムとリーグが違ううえ、二軍もイースタンとウエスタンで異なるから二軍戦でも吉田のデータは取られていない。広島の打者は吉田の独特の球筋に驚いていましたが、栗山監督からすれば読み通りだったのでしょう」(スポーツ紙記者) 肘のハリで直前に回避されたが、本来、吉田の初登板は6月7日の阪神戦が予定されていた。さらにプロ2戦目に設定したのも初登板から10日以上も間隔を空けた中日戦。この3チームはすべて、栗山監督の“選定条件”に合う。「デビュー戦の結果は今後のプロ生活を左右しかねないだけに、将来のスター候補に初勝利をプレゼントしたかったんでしょう。栗山監督は同じやり方で、大谷翔平(24)にプロ初勝利を挙げさせています」(同前) 2013年にデビューした大谷は、開幕から2か月は野手として出場。初登板は交流戦のヤクルト戦。相手投手は実績充分の石川雅規(39)で、大谷は5回を2失点とまずまずのデビューを果たした。そして初勝利は6月1日の中日戦だった。「その経験から、栗山監督の戦略が練られたのかもしれません。また、そのときの大谷は今回の吉田と同じく5回で降板。長いイニングを投げれば、打ち込まれるリスクが高くなるという判断だったのでしょう。“大谷方式”の起用には、栗山監督の親心が見て取れます。吉田の本当の正念場は、パのチームを相手にするときです」(同前)※週刊ポスト2019年7月5日号
2019.06.24 07:00
週刊ポスト
週刊ポスト 2019年7月5日号目次
週刊ポスト 2019年7月5日号目次
週刊ポスト 2019年7月5日号目次年金申請・手続きの書き方見本10・政治家たちの「浮き世離れ金銭感覚 言行録」 ・年金10兆円を着服・散財した「自民党と悪徳官僚」暗黒の80年史特集◆「自動車運転外来」でやっている凄い診断&リハビリ訓練◆なぜあの「飲食チェーン店」は「急に現われて、突然消える」のか?◆うんこ“病気”ドリル〈子供は漢字習得のために、大人は健康管理のために〉──便研究の第一人者が本誌のために作成した◆MEGA地震予測最新版 全国で異常変動が! ──「新潟・山形の次はここを警戒せよ」◆吉田輝星の「これから」を左右する「付き従う先輩」「聞き流す先輩」◆トランプVS習近平「大阪G20の陣」「お前が俺の部屋に来い」◆「銃強奪犯の父は系列局常務」フジテレビの緊迫ライブ“NOグッディ”◆ビートたけしの『21世紀毒談』◆「淫らな匂い」女医が診察して判明した神秘◆「あなたも勃起を取り戻せる」◆畏るべき天皇家の「肉体鍛錬」【令和皇室の大研究/第2弾】ワイド◆競走馬156頭 出走取り消し騒動◆桑田佳祐20年ぶりに封印解いた「伝説曲」◆NHKから国民を守る党◆八村塁NBAの年俸はなぜそんなに高い?◆「風俗ルポ」執筆で大学から注意された早大3年生グラビア◆週末ご近所探検 東京鉄道さんぽ◆ミスコンテスト スター誕生の瞬間◆水戸かな 真昼の情事◆一色桃子 夢幻の秘め事◆超快適カプセルホテル◆プロ野球セクシー始球式2019◆なをん。希島あいり 美熟妻◆新人女子アナ7人「初鳴き前夜」◆寿影・最終回 竹中直人◆新宿・歌舞伎町の25年連載・コラム◆呉智英「ネットのバカ 現実のバカ」【小説】◆柳広司「太平洋食堂」【コラム】◆東田和美「60歳からの『儲ける競馬』」◆広瀬和生「落語の目利き」◆堀井六郎「昭和歌謡といつまでも」◆秋本鉄次「パツキン命」◆戌井昭人「なにか落ちてる」◆春日太一「役者は言葉でできている」◆大竹聡「酒でも呑むか」◆綾小路きみまろ「夫婦のゲキジョー」◆大前研一「『ビジネス新大陸』の歩き方」◆高田文夫「笑刊ポスト」【ノンフィクション】◆井沢元彦「逆説の日本史」【コミック】◆やく・みつる「マナ板紳士録」◆とみさわ千夏「ラッキーな瞬間」【情報・娯楽】◆のむみち「週刊名画座かんぺ」◆恋愛カウンセラー・マキの貞操ファイル◆ポスト・ブック・レビュー◆医心伝身◆ポストパズル◆プレゼント◆法律相談◆坪内祐三の美術批評「眼は行動する」
2019.06.24 07:00
週刊ポスト
163km大船渡・佐々木 スカウトは「甲子園に行かないで!」
163km大船渡・佐々木 スカウトは「甲子園に行かないで!」
 高校生最速となる163kmをマークした岩手・大船渡高校の佐々木朗希(17)。大谷翔平(24)に次ぐ日本人2位の球速を叩き出し、「令和の怪物」と呼ばれている。 高校1年生から147kmを計測した佐々木が、全国に名を轟かせたのは、150km超を連発した昨夏の岩手大会がきっかけだった。当時、大船渡の國保陽平監督は、本誌取材にこう答えていた。「私としては、球速はそこまで追い求めなくてもいいと思っています。本人も『上でやりたい』と言っていますから、とにかくケガをさせないようにしたい」 それから7か月あまり、いまや40人超の国内外のスカウトが視察に訪れる最注目選手だ。ドラフト1位指名が確実視されるが、甲子園未出場の佐々木には、“最後の夏”に賭ける強い思いもあるだろう。スポーツ紙デスクが語る。「各球団のスカウトは『間違っても甲子園に行ってほしくない』というのがホンネでしょう。佐々木本人は甲子園のマウンドに立ちたいでしょうが、決して強豪校でない大船渡が勝ち上がるとすれば、昨年の金足農・吉田輝星(18、現・日本ハム)のように、ボロボロになりながらワンマンで相当な球数を投げ抜くしかない。まだ体の線が細く成長段階だけに、スカウト陣は肩や肘への負担はできるだけかけてほしくないと願っている」 163kmを投げたU-18代表合宿で、同級生の星稜・奥川恭伸、横浜・及川雅貴らセンバツ出場投手から「投げる時の意識や考え方を聞きたい」と語った佐々木。高校野球ファンは、甲子園の舞台でスカウト陣をヒヤリとさせる活躍を待ちわびている。※週刊ポスト2019年4月26日号
2019.04.16 07:00
週刊ポスト
他のチームに行くという手も…(時事通信フォト)
人気選手が抜けたオリックスは斎藤佑樹(30)が欲しいはず
 まだまだ活躍できるのに、いまのチーム事情で「使う場所がない」選手は必ず出現するものだ。2019年プロ野球シーズンが開幕した直後のいま、その筆頭として名前が浮かぶのは阪神の鳥谷敬(37)だろう。 開幕からルーキーの木浪聖也(24)にポジションを譲っており、ならばウチでとオリックス関係者は色気を見せていると言われる。在阪スポーツ紙記者は「鳥谷はまだ動けるし、大阪ドームを満員にできる人気があると考える関係者も少なくない」と語る。 だが、その鳥谷以上に“集客効果”が期待されているのが早大の後輩でもある日本ハムの斎藤佑樹(30)だ。4月4日の楽天戦で先発したが、2回途中3失点でKOされ、試合を作れなかった。「ニュースターの吉田輝星(18)の入団で、日ハムでの斎藤の役割は終わろうとしている。それでもまだ知名度と人気はバツグン。西勇輝(28)と金子弌大(ちひろ・35)という全国区の人気選手が抜けて投手のコマも足りないオリックスは、喉から手が出るほど欲しいはず」(別の在阪スポーツ紙記者) 吉田と並んで、話題を集める今年の高卒ルーキーたち。ロッテのドラフト1位、藤原恭大(18)の陰でベンチを温めたのが2015年のドラ1、平沢大河(21)だった。「遊撃が本職だが、2017年ドラ2の藤岡裕大(25)にポジションを奪い取られた。平沢は外野にコンバートするしかなかったが、今度は藤原が入ってきた。 開幕6試合目でスタメンがまわってきたが、それまでは守備固めでの起用。最近はファースト、サードにまで手を広げているが、出場機会は限られる」(在京スポーツ紙記者) ユーティリティー性に加え、まだ若い。「センターラインが固定できないDeNAなどにとっては、柱となりうる有望株に映る」(同前)という。※週刊ポスト2019年4月19日号 
2019.04.10 16:00
週刊ポスト

トピックス

紺色のお召し物だった紀子さま
紀子さま、悠仁さまに「悪夢の再来」 宮内庁17cm包丁送付事件、同封便箋には皇族批判
女性セブン
京都の街を歩く舞妓のイメージ(写真/イメージマート)
元舞妓の告発に有名歌舞伎役者たちが大慌て 関係が露見すれば廃業は必至か
女性セブン
逮捕された「RYO&YUU」
「バレないように森の中で」公然わいせつ逮捕「RYO&YUU」が語っていた野外動画撮影の“対策” 実際には公園、海岸でも裸に
NEWSポストセブン
よくぞ言った!江口のりこがぶっちゃけたテレビのタブー「番宣出演は意味がない」
よくぞ言った!江口のりこがぶっちゃけたテレビのタブー「番宣出演は意味がない」
NEWSポストセブン
ゴルフをする女性芸能人が増えている(左は小島、右は鷲見。ともに本人のインスタより)
タイトなウェア姿を投稿しまくりの小島瑠璃子と鷲見玲奈「ゴルフ女子」枠巡る熾烈な戦い
NEWSポストセブン
ポスト和久田麻由子アナに浮上 「元東大ミスコン」堀菜保子アナ(27)の“大きな武器”
ポスト和久田麻由子アナに浮上 「元東大ミスコン」堀菜保子アナ(27)の“大きな武器”
NEWSポストセブン
TBS・安住紳一郎アナウンサーの魅力の源は?(時事通信フォト)
「定年までTBSに」先輩・吉川美代子アナが期待する安住紳一郎アナのこれから
週刊ポスト
結婚を発表し、お相手を「建築会社」とした滝沢。「一般男性」とは言っていない
滝沢カレン結婚!「テラハ」出演“肉食系”ハーフモデルのどこに惹かれたのか
NEWSポストセブン
眞子さまの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室圭さんの妻・眞子さん 華やかだった4年前の「箱根・女子旅ファッション」
NEWSポストセブン
逮捕された「RYO&YUU」
公然わいせつ逮捕「RYO&YUU」、性的動画アップは「親公認」だった 22歳の女は愛知・香嵐渓で全裸に
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
NEWSポストセブン
高橋真麻
高橋真麻「おでんの卵8個食べても太らない」女性が憧れる美スタイルの理由
NEWSポストセブン